CUTIE STREET 全員インタビュー 前編:この8人の出会いは「運命」 不安、喜び、悔しさとともに駆け抜けた日々

CUTIE STREET 全員インタビュー 前編

全員に芽生えた感情「いつかこの場に堂々と立てるようになりたい」

CUTIE STREET 板倉可奈&佐野愛花
板倉可奈&佐野愛花
CUTIE STREET 板倉可奈&佐野愛花
板倉可奈&佐野愛花

――CUTIE STREETの活動が広がる中で、ファンの皆さんとの関係性もどんどん深まっていったと思います。あらためて、ファンの存在の大きさを実感した出来事はありますか?

板倉:もう、数えきれないほどあります。やっぱりいちばん強く感じるのは、直接会えるライブの場ですね。自分たちの歌やパフォーマンスを届けられることも嬉しいけど、それ以上に「わざわざ時間とお金を使って、私たちに会いに来てくれる」っていう事実に、本当に心を動かされました。

増田:そうだね。「仕事終わりで急いで駆けつけました」とか「夜行バスで来ました」という声をもらうことが増えました。直接会えるとやっぱり嬉しいし、少しでも笑顔や元気を届けられていたらいいなって、毎回思っています。

川本:ライブ会場でいちばん後ろのほうから手を振ってくれる方や、「声は届かなくても、気持ちは届いてます」ってSNSでメッセージをくれる方の存在も、すごく大きいです。会場に来られなくても、全国で応援してくれるファンの方がいると知っているからこそ、どこにいても全力で頑張ろうと思えます。

――この1年を振り返って、皆さんにとって「ここがターニングポイントだった」と感じる瞬間はありますか?

真鍋:間違いなく『MUSIC AWARDS JAPAN』の授賞式に出席させていただいたことです。私たちにとっては初めてあんなに錚々たる方々がいるような場所に行かせていただく機会で、テレビでずっと観てきたようなアーティストさんたちがすぐそこにいる。あの場所に自分たちがいていいのかって、正直ちょっと信じられない気持ちにもなりました。

――それだけ大きなプレッシャーもあったんですね。

真鍋:プレッシャーというより、自分たちがまだまだだっていうことを突きつけられた感じでした。歌やダンスだけじゃなくて、佇まいとか表現力のどれを取っても、まだまだ遠いなって。だけどそれと同時に「私たちも絶対にここに追いつく」「この場所にふさわしい存在になりたい」って、強く思いました。

川本:あのとき、「最優秀アイドル賞」にノミネートされていたんです。受賞したのはSnow Manさんだったんですけど、まずノミネートされたこと自体がもう光栄で。名前を呼ばれるって、ちゃんと見てくれてる人がいるって証明だと思うので。もちろん、今の自分たちがその賞を取れるとは思っていなかったですし、実力的にもまだ足りないなというのは感じていて。でもだからこそ、「いつかこの場に堂々と立てるようになりたい」って、メンバー全員が思っていましたね。そこでその気持ちが自然と一体になったというか。誰かが口に出したわけじゃないのに、「あ、今みんな同じこと考えてるな」って分かり合えた瞬間でした。

古澤:そのあと、帰りのバスで感動しすぎてみんなテンション上がっちゃって(笑)。「今のままじゃダメだよね」「もっと練習しよう」って、自然に会話が生まれていたのが印象的でした。

板倉:誰が喋ってるか分からないくらい、車内が騒がしくて(笑)。でも、あのときのうるささには、確かな希望と覚悟が詰まっていたなって、今は思います。

CUTIE STREET インタビュー撮り下ろし写真

CUTIE STREET インタビュー撮り下ろし写真

――アソビシステムのアイドルはその辺りの意識がすごく高いですよね。

増田:そうですね。私たち、本音で言い合うことが日常なんですよ。お互いの意見をぶつけるというより、「こうしたらもっと良くなるよね」って、前向きな共有が自然にできる。それがこの8人の強さだなと思います。

佐野:それに、全員がちゃんと自分の意見を持っているんですよ。話し始めたら止まらないし、どんどん派生して、SNSの戦略とかライブの見せ方とか、気づけば仕事の話で盛り上がっていて(笑)。

真鍋:でも、それを仕事って思ってないところが私たちらしいよね。責任を持って向き合ってはいるけど、好きなことを語り合ってるだけ。感覚的には、部活の延長みたいな感じかもしれないです。

――CUTIE STREETが結成当初に掲げた最速で武道館という目標に向けて着実に歩み始めているように見えます。あらためて、今のCUTIE STREETが大切にしていることはなんですか?

佐野:「どんな時も、本気でやる!」ということです。SNSもステージもリハーサルも、全部に全力で向き合う。それがファンの方に伝わることがいちばん嬉しいし、私たち自身もそこにやりがいを感じています。

古澤:あと、8人で話す時間はやっぱり大事にしてるよね。たぶん、毎日誰かと「今後どうする?」って話してるかもしれないです(笑)。

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