CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.6:真鍋凪咲「自分よりも幸せになってほしい」 “ファンへの想い”を胸に挑む未知の世界

「かわいいだけじゃだめですか?」でデビュー直後から大ブレイクを果たし、怒涛の日々を過ごしてきたKAWAII LAB.所属の8人組アイドルグループ CUTIE STREET。2024年8月のデビューステージから、まもなく1年という節目を迎える。
そこでリアルサウンドでは、彼女たちがどんな人生を歩み、CUTIE STREETとしてデビューし、どんな気持ちで1年間を過ごしてきたのか、その現在地を記録するために連続インタビューを企画。Vol.6では、紫色担当でKAWAII LAB.が初めての芸能活動となる真鍋凪咲に話を聞いた。
ほかのメンバーに比べて経験が少なく、初めての挑戦ばかりの日々で、自分の役割や立ち位置を模索している今。そんななかでも笑顔を絶やさず、ファンの声に背中を押されながら一歩ずつ歩んでいく彼女の現在地をここに記録した。(編集部)
高校生活で変化した人間性「目立つことをしなくなりました」

――真鍋さんは、どんな学生時代を送っていましたか?
真鍋凪咲(以下、真鍋):小学生の頃からお話をするのが好きで。人見知りだけど、一度その場に馴染んでしまえば騒がしくなる子でした(笑)。あとは、ダンスとバドミントンをやっていて運動が大好きでしたね。
――中学はどうでした?
真鍋:バドミントン部の部長をやったり、学級委員長をやったりして。いろんな方面で頑張っていたのと、中学時代は正義感が強かったんですよ。みんなを引っ張るリーダー的なポジションを積極的にやっていたので、周りから見たらうるさい人だったのかもしれないですけど、とにかく活発でした!
――その頑張るバイタリティは何だったんですか?
真鍋:姉が2人いるんですけど、姉たちも部長や学級委員をやっていて、みんなをまとめるタイプだったんです。その姿を見ていたから、自分も自然とそのルートに行ったのはありますね。姉の影響が大きかったです。
――中学校時代は将来どうなると思っていました?
真鍋:小学生の頃から警察官になるのが夢だったんです。中学になるとプラスαでバドミントンの選手とか、ヘアメイクさんになりたいとか、新しい夢も増えていって。スポーツ以外に美容系も好きだったので、やりたいことはいっぱいありましたね。

――高校時代のことも教えてください。
真鍋:高校はダンス部の副キャプテンをやっていました。
――じゃあ、率先してみんなの前に出るのは変わらず?
真鍋:でも高校生になってから控えめな性格になったな、と思います。ダンスって人に見せるものだから、さらに“自分が自分が”になるのかなと思っていたんですけど、その部活がすっごく厳しかったんですよ。一方で個性豊かな部員が多かったので、私よりもいろいろ発言してくれる子が結構いて。自分は外から見てるタイプというか、副キャプテンという立場もあったから、自らガツガツ行くよりは、周りを見てサポートする側に自然と回っていって。みんなの中心的なポジションには行かなくなりましたね。
――大きな分岐点になっているんですね。
真鍋:控えめになった要因はもう1つあって。それまでは友達がいっぱいいたんですけど、なぜか中学で人間関係があまりうまくいかなくなって。そのまま高校に入って、そんなに人と深く関わったりとか、いろんな人と顔見知りになることに疲れてしまって。基本は、同じ部活の子と一緒にいるようになりました。あとは授業で発言するとか委員会に入るとか、そういう目立つことをしなくなりましたね。だけど、ポジティブなこともあって。勉強に関しては、昔から本当に苦手だったんです(笑)。でも、私が入っていたダンス部は「勉強第一だよ。勉強ができないと大会に出さないよ」と顧問の先生に言われていて。「学年で○位以下になった子は、大会に出すかどうかを考える」って。
――かなりシビアですね。
真鍋:それで勉強を頑張った結果、成績も上がってそれ以降も勉強に励むことができました。好きなことのためなら頑張れるタイプではあるんです。人前に出るのは苦手になっちゃったけど、ダンスは大好きだから部活で副キャプテンを頑張っていたし、ダンスのために勉強も頑張るとか。何をするにもダンス中心でしたね。


――そもそもバドミントン部からダンス部に変えた理由は?
真鍋:4歳ぐらいから小4までダンスをやっていたんです。それで一時期、お母さんがママさんバレーをやっていて、その横でバドミントンをしている人たちを見て「なんか楽しそう」と思って。そこからお姉ちゃんがバドミントン部に入ったのもあり、私もやりたいなって。ただ、習い事は1つしかやっちゃダメな家庭だったので、小4でバドミントンに切り替えて、中学でもバドミントンを続けることにしました。その後、姉がダンス部に入ったんですけど、そこが強豪校だったんですよ。私も「またダンスをやりたいな。どうせならダンスが強い学校に行きたいな」と思って、姉と同じ部活に入りまして。私が1年生のときに、姉は3年生で部長でした(笑)。
――話を聞いていると、全てにおいてお姉さんと同じ道を辿っていますよね? それだけ憧れの存在だったんですか?
真鍋:昔から姉がやることに対して「いいな」と思うふしがあって。着てる洋服も「いいなあ」とか。ダンスもバドミントンも姉がやっていたから、私も始めたので……なんか憧れちゃうんですよね。あとは、ちょっと珍しかったのもあると思います。今でこそダンスもバドミントンもメジャーですけど、私が小さい頃は周りでバドミントンやダンスを習っている子はいなかった。そういう珍しさに惹かれたのも、大きいかなと思います。
――高校時代の話に戻すと、小中学生の頃とはマインドがガラッと変わったわけですよね。
真鍋:ですね。人間関係がうまくいかなかった原因を考えると、自分が物事をハッキリ言うタイプだから、それでよくない方向に進んじゃったのかなと思います。自分を出して意見を言うことってすごい難しいことなんだな、と痛感して。「なるべく引っ込んでいよう」となりましたね。



















