THE ALFEE、TUBEアルバムへ参加 坂本冬美、トニセン、JR東海、モンチッチ……多岐にわたるコラボの形
昨年デビュー50周年を迎え、現在も精力的な活動を展開しているTHE ALFEE。昨年末の『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)での「星空のディスタンス」も記憶に新しいが、彼らは50周年イヤーをまだまだ走り続けている。本稿で特筆したいのは、そんなTHE ALFEEによるジャンルや世代を越えたコラボレーションへの姿勢だ。50年のキャリアがあるアーティストとしては特に斬新かつ多様なコラボレーションを数多く展開し、新たな魅力を発信し続けている。
筆者が今年4月に観た福岡県でのサザンオールスターズのライブで、桑田佳祐が「THE ALFEEより年下です!」と口にしていたことが今も印象に残っている。この日は別会場でTHE ALFEEも福岡公演を開催しており、祝い花やグッズを贈り合ったことを互いにMCで披露していたことがSNSを中心に両ファンの間で大きな話題を呼んでいた。45年以上活動を重ねてきたサザンオールスターズにとっても、さらにその上を行く長さで活動を続けるTHE ALFEEの存在はやはり大きなものなのだろう。
まずは、TUBEの40周年記念コラボレーションアルバム『TUBE×』にTHE ALFEEの参加が決定。広瀬香美や近藤真彦、織田哲郎といったレジェンド級のアーティストから、聖飢魔ⅡやGACKTといった意外な組み合わせ、さらには梅田サイファーやFRUITS ZIPPERといった若手アーティストまで、世代もジャンルも超えたアーティストとの共作によって生まれたコラボアルバムとなっている。THE ALFEEとTUBEの共作楽曲「Once Upon a Time in Love」は、本作の中で唯一“冬”をテーマにした楽曲。TUBEと言えば“夏”というパブリックイメージにはあえて寄せないあたりに、THE ALFEEとTUBEだからこそ生まれた楽曲であることを予感させる。
/#TUBE40th 🎊
コラボレーションアルバム『TUBE×』
8/6(水)発売決定🎉
\✨豪華アーティストが参加✨
梅田サイファー × LITTLE(KICK THE CAN CREW)
GACKT
聖飢魔Ⅱ
FRUITS ZIPPER
DA PUMP
近藤真彦 × 織田哲郎
広瀬香美
THE ALFEE🔽ご予約はこちら
— ソニーミュージックショップ (@SonyMusicShop) June 23, 2025
また、昨年THE ALFEEがリリースしたトリビュートアルバム『五十年祭』にはTUBEが参加している。こちらもジャンルを超えた豪華アーティストによる豪華絢爛なコラボレーションが印象深い。そんな中で、TUBEは名曲「星空のディスタンス」をカバー。ハワイアンテイストにアレンジされたサウンドに前田亘輝(Vo)の太くも朗らかな歌唱が「星空のディスタンス」に新しい風を吹き込んでいる。
さらに『五十年祭』には坂本冬美も参加し、「COMPLEX BLUE -愛だけ哀しすぎて-」をカバー。原曲は壮大かつセンチメンタルなロックバラードだが、坂本のカバーはジャジーかつ演歌の要素も掛け合わされた大人なサウンドに仕上がった。そして怒髪天は「さすらい酒」をカバー。フォークサウンドが光る原曲を、怒髪天はギラギラのロックサウンドで表現した。ほかにも打首獄門同好会やスチャダラパー、さらに声優·宮野真守やお笑いトリオ・東京03といったジャンルや職業すらも超えたアーティストを集め、作品を作り上げた。






















