SEVENTEEN、“この先の未来”を示す16の新たな挑戦と進化の結晶 『HAPPY BURSTDAY』全曲解説

09. Shake It Off (MINGYU Solo)

MINGYU自身が作曲に参加した「Shake It Off」は、ダーティーな雰囲気を漂わせるベースと自信に満ちたシンギングラップが特徴のテクノハウス。抑制的なエネルギーと、リリックに自らキャンペーンビジュアルを務めた「Calvin Klein」のネームを織り込むなど、“SWAG”に溢れるパフォーマンスが曲に独特の魅力を与えている。シンプルだが、力強いクラブ感溢れるビートはMINGYUの個性を最大限に引き出している。フロアでの盛り上がりが想像できる一曲だ。
10. Happy Virus (DK Solo)

DKの「Happy Virus」は、明るくあたたかい雰囲気のポップロック。ストレートにファンへの感謝を伝える歌詞は、ファンやチームに常にポジティブなエネルギーを与えてきたDKのキャラクターそのものを体現しているようだ。WOOZIによる軽快なメロディとDKの力強いハイトーンボーカルのコンビネーションに自然と笑顔が浮かんできそうな、心あたたまるナンバー。
11. Destiny (WOOZI Solo)

WOOZIの「Destiny」は、繊細なピアノバラードで、運命的な愛をテーマにした情感豊かな楽曲。「普段は曲を提供する立場の自分が、感情を共有してきた人から初めて自分のために贈られたとても意味深い曲」というコメントの通り、デビュー以降創作面でもバディとしてともに歩んできたBUMZUと、初期から多くの楽曲に参加し、ライブではギタリストを務めることもあるパク・ギテによるサウンドは、10周年のアルバムに相応しいクリエイションと言えるだろう。WOOZIのクリアなボーカルが静かながらも深い印象を残す。
12. Shining Star (Vernon Solo)

VERNONの「Shining Star」は、希望と励ましを込めた歌詞が特徴だ。VERNONの独特な声色とリラックスしたフロウが曲に親しみやすさを与えているが、ポップロックの要素を取り入れた心地好いトラックは、VERNON自身の好みも想像できるようなリファレンスを感じさせる。作曲にはOKAMOTO'Sのオカモトレイジも参加しており、Instagramでお互いの10周年、15周年をお祝いし合う姿も見られた。
13. Gemini (JUN Solo)

JUNの「Gemini」は、JUN自身の星座でもある双子座をテーマにした幻想的なポップソング。夢と現実の間で揺れる感情を、浮遊感のあるサウンドスケープで表現している。JUNの柔らかでエモーショナルなボーカルと繊細なメロディが溶け合い、「Gemini」=“双子座”のタイトルどおり、ふたりで歌っているようなディレクションも印象的。JUNらしい独特の世界観を堪能できる。
14. Trigger (DINO Solo)

DINOの「Trigger」は、プロデューサー・Pdoggが手掛けたポップR&Bトラック。力強いビートとDINOの滑らかなファルセットボーカルが融合し、情熱的で大胆な雰囲気を作り出している。内なる闘志を表現するような歌詞は、DINO自身の成長と自信を感じさせる。ダンスパフォーマンスを想像したくなるようなダイナミックなナンバーだ。
15. Coincidence (JEONGHAN Solo)

JEONGHANの「Coincidence」は、切ない愛をテーマにしたクラシックな雰囲気のバラード。繊細なメロディとJEONGHANの柔らかなボーカルが、運命的な出会いと別れを描き出す。聖的と言えるほど静かなサウンドスケープは、JEONGHANの表現力と声の美しさを引き立てているようだ。
16. Jungle (S.COUPS Solo)

アルバムのラストを締めくくるのは、S.COUPSの「Jungle」。自ら作詞作曲に参加したこの曲は、シンプルかつパワフルなシンセビートから始まり、徐々にクライマックスへと盛り上がっていく、意外なほどにアゲアゲなダンスチューン。HIPHOP TEAMのリーダーらしいリファレンストラックと、SEVENTEENの10年間の成長と未来への決意を宣言するトラックは、13人をまとめてきたSEVENTEENのリーダーとしてのS.COUPSのプライドと存在感を堂々と表現している。“HAPPY”と“BURST”を標榜するアルバムを締めくくるにふさわしい、力強く希望に満ちた一曲だ。
『HAPPY BURSTDAY』は、周年を祝う“Happy Birthday”と爆発を意味する“Burst”を合わせて、挑戦を通じて成し遂げたSEVENTEENの再誕生を記念すると同時に、彼らの新たな可能性が爆発するという意味が込められている作品だ。パーティー感溢れるタイトルソングや各メンバーの個性あふれるステージのような13のソロ曲、グローバルなゲストといった趣のファレル・ウィリアムスやティンバランドとのコラボレーションも合わせて、さながら10周年の祝賀パーティーのようでもある。アルバムのパッケージも、3つのバージョンを重ねるとバースデーケーキのようになるデザインだ。
今作は韓国国内で発売初日に227万枚を売り上げ、日本でもオリコン「週間アルバムランキング」、「週間合算アルバムランキング」、「週間デジタルアルバムランキング」、そしてBillboard JAPANチャート「Hot Albums」でも首位を獲得。SEVENTEENのグローバルな人気と音楽的影響力をあらためて証明した。
ファンへ贈る記念作品というだけではなく、10年間の軌跡を祝いつつ、新たな挑戦と進化を提示している“この先の未来”への意欲に満ちたアルバムと言えるだろう。
■リリース情報
5th Album『HAPPY BURSTDAY』
発売中
配信URL:https://seventeen.lnk.to/5thal_jpWE
・NEW ESCAPE Ver.:HYBJ-05046/3,410円(税込)
・NEW MYSELF Ver.:HYBJ-05047/3,410円(税込)
・NEW BURSTDAY Ver.:HYBJ-05048/3,410円(税込)
・DAREDEVIL Ver.(計12種のうちランダム1種):HYBJ-5049/2,090円(税込)
<Track List>
01. HBD
02. THUNDER
03. Bad Influence (Prod. by Pharrell Williams)
04. Skyfall (THE 8 Solo)
05. Fortunate Change (JOSHUA Solo)
06. 99. 9% (WONWOO Solo)
07. Raindrops (SEUNGKWAN Solo)
08. Damage (HOSHI Solo) (feat. Timbaland)
09. Shake It Off (MINGYU Solo)
10. Happy Virus (DK Solo)
11. Destiny (WOOZI Solo)
12. Shining Star (Vernon Solo)
13. Gemini (JUN Solo)
14. Trigger (DINO Solo)
15. Coincidence (JEONGHAN Solo)
16. Jungle (S. COUPS Solo)
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