KinKi Kids、サブスク解禁で広がる新たな楽しみや発見 堂本剛が明かした“粋な仕掛け”の背景

 KinKi Kids楽曲がサブスク解禁して約2週間。解禁日となった5月5日には街頭には巨大ビジョンにポスターが出現し、テレビでは懐かしの楽曲を起用したブランドCMが流れるなど、まさにお祭りムードとなったが、まだまだその盛り上がりは続きそうだ。

 5月13日、堂本剛がラジオ『Kinki Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)に登場。サブスク解禁後初の担当回となった。これだけ賑わっている周囲に対して「どうぞ楽しんでそうしてくださったら嬉しいなというふうに思います」とマイペースな雰囲気で語りかけているところが、またKinKi Kidsらしさだなと頬が緩む。

 情報解禁されたのが「4月24日4時51分」で「244=剛、51=光一」という語呂合わせになっていることや、サブスク&ダウンロード配信開始日が2人の出会った日と言われる5月5日であることなど、KinKi Kids愛を感じさせる粋な仕掛けが満載だったことも、このお祭りムードに拍車を掛けた。ラジオでは、リスナーからそうした仕掛けが「どのように決まったのか」という質問が届く。すると「自分だったらそういうふうにしてくれると嬉しいなぁと思っていることがあるので、それをスタッフの方にお伝えした」と、これまたファンの心をくすぐる言葉を聞くことができた。

 もちろん、そうした意見がすべて叶うわけではない。彼らが関係各所に掛け合ってスケジュールを組むことができるわけではないし、システムの都合上どうしてもこの日に⋯⋯ということもあるだろう。「なので僕はいつもクリエイターとしてアイデアをただ出すだけで。そういうふうにできる限りのことを実現してあげられたらいいんじゃないかなっていうような話はしましたね」と語った堂本剛。

 しかし、彼らのそうしたアイデアに対して「応えたい」と周りを動かすことができるのも、またKinKi Kidsがこれまで築いてきたものがあればこそだ。このスペシャルなタイミングを、できる限りエモーショナルに彩りたい。そう思わせるものが、KinKi Kidsにはあるのだ。

 シングル47タイトル、アルバム22タイトル。データだけでもずっしりと重みを感じることのできるラインナップを前に、いかにこれまで彼らが全力で音楽と向き合ってきたかを知る。しばらく聴いていなかった名曲に再会したり、発売当時とはまた違った琴線に触れる楽曲と出会えたりと、こうして解禁されてみてサブスクならではとも言える発見も多いことに気づかされる。

 そんな発見をサポートするかのように各配信サービスでは公式プレイリストを公開。ラジオではリスナーもお気に入りの曲を集めているという報告が届くなか、ライブでKinKi Kidsの2人が「覚えてない曲やってみよう!」と題して、うろ覚えのままぶっつけ本番で歌った楽曲たちのリストを作ろうかと考えているという声も。

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