M!LK、超特急、ONE N' ONLY……2025年はEBiDANが大活躍　チャンスをモノにしてきた各グループの進化

　近年、ボーイズグループの盛り上がりが目覚ましく、その中でも、特に大躍進をしたのがEBiDAN（恵比寿学園男子部）だと言う人も少なくないだろう。

　今年の彼らは、その勢いをさらに加速させたように思う。本稿ではEBiDANより特に躍進を感じさせたグループを振り返る。

M!LK、念願の『紅白』出場へ

　2025年のEBiDANの1番のニュースといえば、M!LKの『第76回NHK紅白歌合戦』（NHK総合）への出場だろう。2024年には、佐野勇斗が連続テレビ小説『おむすび』（NHK総合）の出演者として『紅白』にサプライズ登場。その後に投稿したInstagramにて「来年はM!LKででたい！！！！」（※1）と意気込んだその言葉が、早くも現実のものとなった。

　2025年のM!LKの波を作り上げたのは、やはり3月5日にリリースされたメジャー2ndアルバム『M!X』収録に収録されている「イイじゃん」。楽曲が持つ驚きの展開だけでなく、サビの〈今日ビジュいいじゃん〉のフレーズがSNSのリップシンク動画として流行。12月24日現在、YouTubeで公開されているMVの再生回数は2400万回を超えるなど、間違いなく、今年を象徴する楽曲の1つとなった。

　しかも、勢いはそれだけには止まらない。10月27日にリリースされた「好きすぎて滅！」がまたもや大ヒット。12月24日現在、YouTubeに投稿されているMVの再生回数は1800万回を超え、「イイじゃん」の再生回数を超す日も遠くなさそうな勢いだ。

超特急、最大規模のライブ開催で増す勢い

🎥MOVIE🎥

超特急初出演！
10月24日(金)21時から放送！
テレビ朝日「ミュージックステーション」

メンバーに出演発表した際のサプライズ動画をお届け！🤭

▼番組HPhttps://t.co/IB2nz8fdsX@Mst_com#超特急Mステに向けて爪トギ中#超特急_NINELIVES pic.twitter.com/5l9jmYyuYc

— 超特急 OFFICIAL (@sd_bt) October 19, 2025

　超特急が結成15年目にして音楽番組『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）への初登場を叶えたのも、今年のEBiDANの大きなトピックであった。その際、ファンの間で話題となったのは、グループ公式X（旧Twitter）に投稿されたメンバー本人たちに番組への出演が決定したことを告げられた瞬間の動画だ。スタッフからその事実が告げられると、驚きを隠せずに静かに口を開くリョウガとユーキ、思い思いに喜びを表現するメンバーとそれぞれの嘘偽りのない反応を見せた（※2）。

　さらに、今年6月から全国4都市8公演にわたり行われた、アリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025 EVE』のファイナルは、グループ史上最大のキャパシティとなる、さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで開催。2日間で約6万人の8号車（超特急ファンの呼称）を集め、いよいよ彼らが掲げる目標の東京ドームが見えてきたと言っても過言ではない。

ONE N' ONLY、BUDDiiS……進化の止まらないEBiDANグループ

　ユニバーサル ミュージック／Polydor Recordsよりメジャー初となるCDシングル『BLAST』をリリースしたのはONE N' ONLY。今年は自身初となる日本武道館公演、そして初のアリーナ公演を成功させたことも記憶に新しい。

　そこに続いて、2026年よりソニー・ミュージックレーベルズと契約することを発表したのはBUDDiiS。同時に発表された来年春に開催するホールツアー『BUDDiiS vol.11 Hall Tour - FLORiiA -』は、開催前にもかかわらず千葉・幕張メッセ イベントホールにて追加公演が決定するなど、勢いが止まらない。

　このほかにも来年LINE CUBE SHIBUYAにてワンマンライブ『Sakurashimeji Hall Live 2026「▷再成」〜Sakurashimejiが6年越しに渋公リベンジするってよ！〜』の開催を発表し、早々にソールドアウトさせたSakurashimejiや、グループ結成10周年イヤー真っ只中のSUPER★DRAGON、国立代々木競技場 第一体育館での2Daysライブを成功させた原因は自分にある。、これまでのレトロトイポップな楽曲だけではなく曲幅を一気に広げたICEx、自分たちのらしさを貫きつつもクールな楽曲でファンを沸かせたLienelと、どのグループもその歩みを止めることなく前進し続けてきた。

　ほとんどのグループが2026年さらに大きなステージでの活躍を約束済みであるからこそ、来年の彼らの現在地がいったいどこに位置しているのか、今から楽しみだ。

※1：https://www.instagram.com/p/DEPySM6z_p1/
※2：https://x.com/sd_bt/status/1979887757364519296