Aqours リレーインタビュー Vol.2:鈴木愛奈 鞠莉と共に駆け抜けた青春 フィナーレライブでは「泣かない!」宣言

Aqours リレーインタビュー Vol.2:鈴木愛奈

「笑顔がひきつっていたあの頃から考えるとすごく成長した」

――Aqoursの楽曲の中で、自分自身のテーマソングにしたい1曲と、その理由を教えてください。

鈴木:いやぁ、Aqoursの曲はどれもよすぎますからね! 悩むなぁ……。いっぱいあるんですけど、「Hop? Stop? Nonstop!」かな。鞠莉がセンターを務めた、とっても明るい曲です。私は根っこがネガティブで、落ち込みやすいんです。だけどこの曲を聴くと、私の憧れの存在である鞠莉の元気なイメージが浮かんできて、「もっと物事を楽しんで、毎日をワクワク過ごしたい!」という、明るい気持ちになれるんです。なので、テーマソングとして挙げるならこの曲ですね。

劇場版公開記念!劇場版挿入歌「Hop? Stop? Nonstop!」スペシャルムービー

――そんなに落ち込みやすいんですか?

鈴木:もう、落ち込んでばっかりですよ。毎日反省会(笑)! お布団に入っても、あの時ああしなければよかったなとか、あんなことしなければとか、いろいろ考えてしまって寝られなくなります。だから、鞠莉みたいに明るく軽やかに考えられたらいいなと。イントロから明るい曲なので、普段もよく聴いていて、そのたびに元気をもらっています。

――続いて、Aqoursとして活動する中で、自分が成長したと感じた瞬間を教えてください。

鈴木:常に成長しているとは思うんですが、しいて挙げるならダンスです。今、まさにフィナーレライブのリハーサルをしているところなんですけど、リハでは過去に撮影された自分たちのダンス映像を見て、今回の振り入れの参考にしたりするんです。そこで、過去の自分のダンスを目の当たりにするんですけど……リズムを無視するところもあれば、ドタバタドタバタしていて。とにかく振りの一つひとつが重いんです。一生懸命やっているのは伝わるんですけどね(笑)。なので、それを見ると「この時よりもステップがずいぶん軽やかになったな」と、ダンスの成長を実感できます。

――ちなみに、Aqoursが始動したばかりの10年前は、どうでしたか?

鈴木:ダンスですか? 最初は、歌いながら踊ること自体が難しかったです。踊りながら笑顔でいることができなくて、ずっと真顔。どうにか笑顔になろうとすると、引きつっちゃっていました。だから、過去の映像の自分は微妙な表情をしていることも多いですね。そんなところからスタートしているので、余計に成長を感じられます。

――ご自身にとって、鞠莉はどのような存在ですか?

鈴木:やっぱり、憧れです。ネガティブですぐに落ち込んでしまう私からすると、鞠莉は真逆にいる人なんです。当然、彼女も落ち込むことはあるでしょうけど、「こうしている時間がもったいない!」と、すぐに立ち直ることができますから。しかも、メンバーのことがずっと大好きで、深い愛をもって接しているところも鞠莉のいいところ。いろんな面を見た上で改めて考えてみても、私にとっては憧れです。

『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~』
『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~』

――では、Aqoursはどのような存在になっていますか?

鈴木:一緒に青春している友達、ですかね。変な話になってしまいますが、私は学生時代にあまりいい思い出がなくて。クラスに馴染めず、ろくに青春を味わえないまま10代を終えてしまったんです。そんな私に、Aqoursは青春をくれたんですよ。もう一度、学生に戻れた気分。当時できなかったことを今やれているような、そんな気がします。

――特に、どういう時に「青春してる!」と感じますか?

鈴木:くだらないことで笑っている時や、ライブで涙を流した時です(笑)。あとは、リハで歌ったり踊ったりして体を動かしていると、「学生時代の部活みたいだな」と青春を感じますね。Aqoursって、いいことだけでなく、悪いことや苦しいことも一緒に経験できている仲間なんです。だから「青春」という言葉を当てはめるのが一番美しい気がします。

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