『乃木坂スター誕生!』6期生による新章へ 先輩から受け継がれるバトン、オズワルドとの化学反応にも注目
番組のもう1つの主役と言えるのが、MCを務めるオズワルド(伊藤俊介、畠中悠)だ。『超・乃木坂スター誕生!』で5期生と約3年間にわたり共演し、時に笑いを、時に涙を引き出してきた。
伊藤は『超・乃木坂スター誕生!』が最終回を迎えた際に自身のX(旧Twitter)で「彼女達と仕事していたということはこれからも自慢させて頂きます!」と語り、番組卒業時にはメンバーからの感謝の言葉に涙した場面もあった。彼らのMCスタイルは導くというより寄り添うに近い。歌唱直後の微妙な表情の変化にも気づき、成長をともに喜ぶ。5期生がオズワルドの『M-1グランプリ2022』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の敗者復活戦を通過したことに涙したエピソード、そして『乃木坂スター誕生!SIX』のMCを務めることになった際に5期生からのブーイングがあったことも彼女たちが2人を信用していたことの証だと言えるだろう。
すでに賛否両論ございますが乃木坂スター誕生!SIXのMCをさせて頂くことになりました!
お察しの通り5期からは大ブーイングでしたが最終的にはみんな笑顔で承諾していました。そう見えました。さすが先輩
やるからには、6期は6期なので全く別の番組だと思ってやらせて頂きます!よろしくお願いします! https://t.co/j9XqjWI5P7— オズワルド伊藤 (@ozwalditou) April 21, 2025
ライブやイベントでもその信頼関係は発揮されており、トークの合間やバックステージでのやり取りに垣間見える信頼の深さが、視聴者にも安心感を与えていた。6期生との新たな関係性がどう築かれていくのかも、『乃木坂スター誕生!SIX』の注目ポイントとなる。初回から緊張するであろうメンバーにとって、オズワルドの柔らかい掛け合いと時に鋭いツッコミは、自己開示を助けるきっかけとなるはずだ。
『乃木坂スター誕生!』シリーズの醍醐味は、彼女たちの努力と成長を見守ること。緊張で震えていた歌声が、番組への出演を経て堂々と響くようになるその変化に、ファンは自然と感情移入していく。昭和・平成の名曲が、6期生によって再解釈されることで、彼女たちの“声”そのものがどれだけの可能性を秘めているのかが浮き彫りになるだろう。新しい才能の誕生が早くも楽しみだ。
シリーズを通して乃木坂46が描いてきたのは、努力と変化、そしてそれを支える仲間との関係性。6期生がこの舞台でどんな一歩を踏み出すのか。オズワルドとの新たな化学反応をぜひリアルタイムで目撃してほしい。

























