aespa、山田涼介らも投稿の“ケンチャナダンス”がバイラルヒット TikTokからバズる異国の音楽
「KHÔNG SAO CẢ」を歌う7dnightは、1998年生まれのベトナム出身のラッパー。彼のスタイルは、ベトナムと、かつて住んでいたこともあるという韓国の音楽シーンを融合させたユニークなものであり、今回の楽曲ではエネルギッシュなフロウとキャッチーなメロディが際立っている。特に「ケンチャナ!」と繰り返されるフレーズが印象的で、このシンプルながらもインパクトのある言葉が、多くのリスナーの心をつかんでいる。
こうした異国の楽曲がSNSを通じて世界的にヒットする流れは、近年ますます顕著になっている。その例として挙げられるのが、チリのアーティスト・クリステルによる楽曲「Dubidubidu (Chipi Chipi Chapa Chapa)」だ。この楽曲は、TikTokで猫の映像とともに様々な出来事を紹介する「猫ミーム」として使われたことで一躍有名になった。「チピチピチャパチャパ」という特徴的なフレーズが話題を呼び、アメリカで流行したのち、日本や韓国、さらにはヨーロッパ各国などにも広がった。そして2024年1月には、Spotifyの日本バイラルチャートでも1位を獲得するなど、その影響力の大きさを見せつけた。
「KHÔNG SAO CẢ」のヒットも、こうしたSNS時代ならではの現象といえるだろう。TikTokでのダンスバズ、有名アーティストによる影響力、そしてリスナーが楽しんで拡散していく文化が、国境を超えた音楽のヒットを生み出している。かつては一部の国でしか知られていなかった音楽が、今では世界中で共有され、新たな楽しみ方を生み出しているのである。今回のランキングで「KHÔNG SAO CẢ」がトップ10入りを果たしたことは、今後もこうしたトレンドが続くことを示唆しているのではないだろうか。これからどのような楽曲がバズを巻き起こし、新たなトレンドを生み出していくのか引き続き注目していきたい。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2025-02-19

























