Kis-My-Ft2、ミュージックソンでの笑いあり涙ありの思い出 3年半ぶり復活『キスマイANNP』を聞いて

笑いだけでなく、胸も熱くさせるキスマイの『ミュージックソン』

 後半は、2018年から2020年の3年間務めた過去の『ミュージックソン』の音声とともに、名場面を振り返る。『ミュージックソン』は目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように、“音の出る信号機”を普及させるなどを目的としたチャリティキャンペーンであることにちなんで、2018年には筑波大学附属視覚特別支援学校の子どもたちとの交流も深めたことも。

 千賀のピアノ伴奏に合わせて子どもたちが「ジングルベル」を合唱した音声は、今聴いてもそのピュアな歌声にグッとくるものがあった。それが、過酷な24時間生放送を完走する直前だったこともあり、さらに彼らの胸を熱くさせたそう。また、同校を取材した藤ヶ谷は、そのとき交流を深めた子どもたちと今もLINEグループで繋がっているという。当時小学校6年生だった子どもたちが、そろそろ成人というから時の流れの速さに驚くばかり。「お祝いしたいね」なんて言う言葉が自然と飛び出すところにも、彼らの親しみやすさを改めて実感する。

 そして現在、体調不良でお休みをしているメンバー・二階堂高嗣が『ニニ・ロッソのカンタービレ』を朗読した音声がたっぷりと流れたことも、彼の復帰を待つファンを喜ばせる粋な計らいだったように思う。

 スタッフの煽りを受けてハメを外したり、中居正広がサプライズゲストとして登場して無茶ぶりに応えたり、後輩のSixTONESとともにノリノリで歌ったり、ケムケムとハイタッチを交わして絆を深めていったり……。人生は楽しいことばかりではないけれど、それでも笑ったり泣いたりできる人との出会いが待っている。そんなことを彼らの『ミュージックソン』から感じずにはいられない。これまでも何度も復活を遂げてきた『キスマイのANNP』のこと、またいつか全員が揃って元気にトークを繰り広げるラジオが実現することを楽しみにしている。

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