Snow Man 渡辺翔太、JO1 大平祥生ら“美”に余念がない男たち グループに“美容担当”は当たり前の時代に
「メンズメイク」が一般的な存在となってきた昨今、男性アイドル/ボーイズグループにも「美容」の風が吹いている。そもそも「メンズメイク」とは何なのか。ある説によると、「身だしなみの一環」として取り入れられ、最近では「スキンケア」と並ぶ、もはや「当たり前」の存在となっているようだ(※1)。
そんな時代にフィットして、美容に長けたメンバーが様々なグループで頭角を表している。はじめに「美容担当」を語る上で、欠かせないのがKis-My-Ft2の千賀健永だろう。彼の持つ「美容」に関する知識は専門家並みで、自身でも「美容オタク」を公言しているほど。そんな彼だからこそ、ついた異名は「エビデンスおばけ」。エビデンスとは、「根拠」や「証拠」を意味する英単語である。その異名のワケを探ってみると、千賀のInstagramストーリーズが、理由のひとつにありそうだ。そこでは、フォロワーからの「美容」に関する質問に、千賀が一つひとつ丁寧に専門家顔負けの知識で回答しており、スキンケアの解説などが度々ネットでバズっている。知識だけでなく傾聴力もあり、クリニックのカウンセリングのような対応も人気の秘密と言える。また、人生相談も的確で最近ではマインドのケアの面でも注目を集めている。
2024年4月には「BEGSKIN SCIENCE」のブランドローンチを記念して、「KENTO SENGA PREMIUM FACEPACK」をプロデュースし、自身がイメージキャラクターを務めたことも話題となった。今や「美容番長」と名高いSnow Manの渡辺翔太とは、師弟関係のような交流が見受けられ、美容男子の道を切り拓いた1人のようにも思える。
そんなSnow Manの渡辺翔太の現在の立ち位置は「ビューティーラバー」(※2)。美容好きを公言し様々な場所で発信しつづけた結果、『MAQUIA』2021年1月号では「MAQUIAフェイス オブ ザ イヤー 2020」を受賞。男性では初の受賞となった。また、昨年の2023年には2年連続で「美的 ベストビューティマン」に輝くなど、自身のキャリアに箔をつけてきた。そのおかげか、「SBC湘南美容クリニック」、「フラルネ」のCMキャラクターにも抜擢。ポスターや広告等ではさすがの美肌を披露している。また、「フラルネ」の「どんな肌もおいで。」というコピーは渡辺の立ち位置にピッタリといえる。2024年4月1日には、「フラルネ」とコラボした「リップバーS」を発売しており、千賀が専門家ならば、渡辺は探究者といえそうだ。
さらにコラボはスキンケアにとどまらず、コスメの域にも及んでいる。コスメブランド「エテュセ」とのコラボ商品を発売したのはなにわ男子の大西流星だ。「ettusais×RYUSEI ONISHI」としてコラボコスメを発売するやいなや即完売の大反響となった。第一弾のマスカラベース「LE R728 夢中ネイビー」を例として見ても、色番やネーミングのかわいらしさからもそのこだわりが窺える(R=RYUSEIの頭文字、728=なにわ)。その先にも発売された、アイメイク4アイテム(夢中ネイビーを含む)、そしてリップアイテムはどれも後に受注販売されるほどの人気に。9月18日発売の『anan』2414号の大人気特集「モテコスメ大賞」では初のソロ表紙も務める。最近ではInstagramも開設し、自身の日々を表現している。そんな大西は、メイクを通じて自身を表現する表現者の様な存在である。