Mrs. GREEN APPLE、Number_i、Travis Japan、Omoinotake、クリープハイプ、Chilli Beans. ……注目新譜6作をレビュー
Omoinotake「アイオライト」
アルフォートミニチョコレート新CMソングのための書き下ろし新曲。軽くステップを踏みたくなるニュージャックスウィング風のサウンドと、得意の高音域を気持ちよく駆け上がっていくメロディ、そしてパッと光が差し込むようなサビの作り方。スキマスイッチやOfficial髭男dismに続くピアノロック/J-POPの後継者として充実した制作が続いている。なお曲名は昔羅針盤代わりに使われたというパワーストーンの名前から。一見はシンプルなラブソングだが、好きになる気持ちが〈原動力で推進力で道標になって〉いくこと、さらには自分を見失わない〈幸せの在り処〉になっていくことまでを描く、福岡智朗(Ba)の歌詞の深みにも注目を。(石井)
クリープハイプ「天の声」
最新作『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』のラストナンバーで、長いアルバムタイトルはこの曲の一節から取られている。また尾崎世界観(Vo/Gt)は小説『転の声』(文藝春秋)が第171回芥川賞候補になったばかり。この小説に登場するバンドマンの主人公と作者を重ねてしまう人が多かったため、この「天の声」はクリープハイプ名義で出したかったケジメかもしれない。決して若くはない、派手に売れたわけでもないロックバンドが、ネットの中傷に七転八倒しつつ、それでもこの日々が続くことを願って歌う。苦笑いと照れ笑いが混ざり合う中堅バンドならではの空気が愛おしい。愚痴のような言葉も不思議と明るく響く。(石井)
Chilli Beans.「escape」
新作ミニアルバム『blue night』のリードトラック。フォーキーな手触りのギターと〈escape/come with me〉というフレーズから始まり、切なさと温かさを滲ませるバンドサウンドと繊細なメロディラインが溶け合うミディアムチューンに仕上がっている。海外のインディーポップ、オルタナフォーク的なテイストを感じさせるアレンジがまず新鮮。そしてChilli Beans.初となる全編英詞のリリックは”一夜の逃避行”を映し出し、まるで海外のインディーズ映画のような佇まい。ウィスパー的なボーカリゼーション、憂いと優しさが混ざり合う声の表情を含め、ソングライティング/パフォーマンスにおいて新たな表現の扉を開き、さらに幅広いポピュラリティにつながる楽曲と言えるだろう。(森)
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