GANG PARADEが更新する青春の最高地点 変化を続けて強くなる意志、新たな始まり告げた『TO BE BORN』

GANG PARADE、LINE CUBE SHIBUYA公演レポ

 ステージの照明が落とされたあとも続いた「まだ足りない!」というコールと手拍子。すると、初めて耳にするSEが鳴り響き、11人のメンバーがステージに登場。代表してヤママチが想いを伝えてくれた。前身グループ・POPの始動時から10年間にわたって活動してきた彼女は、たくさんの変化、出会いと別れを経験している。これまでの日々を振り返った彼女の「GANG PARADEは変わり続けてきて、この先も変化とともに進んで行くと思います。でも、たくさん変化してきたなかでもずっと変わらなかったこと、これからも変わらないものはあって。私たちGANG PARADEと遊び人の関係は、どれだけグループの中身が変わっても絶対に変わるものではないと確信しています」という言葉は、大切なものをこれからも育みながら11人のギャンパレを輝かせる決意を漲らせていた。そして新体制となった彼女たちが初めて歌ったのは「グッドラック・マイフューチャー」。作曲家/シンガーソングライターの草野華余子によって書き下ろされた新曲は、躍動し続ける雄々しいビートが印象的。遊び人の激しい手拍子が、新しいギャンパレの第一歩を祝福していた。

GANG PARADE(撮影=外林健太)

 「何度経験しても別れは寂しいし、痛いけれど、どのメンバーと過ごした時間も、どの瞬間も本当にかけがえのないものだったと胸を張って言えます。これからも楽しいこと、大変なこと、いろいろあるかもしれないけど、遊び人がいてくれたら、あなたが隣にいてくれたらきっと大丈夫だと思うから。これからもGANG PARADEの隣で一緒に歩いてくれたら、私たちはすごく幸せです」――エンディングの挨拶をした月ノウサギが「以上、私たち!」と言ったのに続き、「エンジョイプレイ! みんなの遊び場、GANG PARADEでした!」と全員で叫んで迎えた終演。手を振りながらステージをあとにした11人の表情は明るかった。寂しい気持ちを噛み締めながらも、新しいGANG PARADEを作っていく意欲に満ちていたのだと思う。ギャンパレの今後の動きへの期待を爽やかに高めてくれるライブだった。

GANG PARADE(撮影=外林健太)

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