清 竜人25「解散のつもりだったけど、来年もやるぞ」 新鮮な選曲で驚かせた『REUNION TOUR』ファイナル

清 竜人25『REUNION TOUR』ファイナルレポ

「清 竜人25、『REUNION TOUR「THE FINAL」』、本日をもちまして……解散のつもりだったけど、来年もやるぞ!」

 清 竜人はそう叫んだ。11月14日に豊洲PITで開催された『KIYOSHI RYUJIN25 REUNION TOUR「THE FINAL」』のアンコールでのことだった。

清 竜人

 そう、当初はこの日をもって解散する予定だった清 竜人25。だからこそ今年8月のインタビューで竜人は「今回は長い期間やるつもりではない」と明言していた(※1)。しかし、夫人である清 さきな(頓知気さきな/femme fatale)、清 凪(根本凪/ex. 虹のコンキスタドール、でんぱ組.inc)、清 真尋(林田真尋)、清 ゆな(チバゆな/きゅるりんってしてみて)も交えて、今年11月にインタビューをしたところ、夫人たちは清 竜人25の活動に手応えを感じていた(※2)。今回の『REUNION TOUR』にしても、2017年に解散した前回の清 竜人25の終盤の規模にすでに近く、SNSでの反響も含めて、2024年7月11日の再始動から、すでに多くのファンを獲得していた。

清 さきな(頓知気さきな)
清 凪(根本凪)
清 真尋(林田真尋)
清 ゆな(チバゆな)
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清 さきな(頓知気さきな)
清 凪(根本凪)
清 真尋(林田真尋)
清 ゆな(チバゆな)
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 今回の『KIYOSHI RYUJIN25 REUNION TOUR「THE FINAL」』を観て驚いたのは、セットリストの楽曲が増えたものの、それは前回の清 竜人25のシングル曲を並べるというような選曲ではまったくないことだ。むしろ「裏ベスト的」とも感じるほど、「それやるんだ」という驚きのある選曲だった。

 たとえば「プリ~ズ…マイ…ダ~リン♡」「逢いたいYO~♪」「Call♡Me♡Baby」「Sundayはわたしのモノ♡」「ねえねえ…」「やっぱりWifeがNo.1♪」は、シングルのカップリング曲やアルバム収録曲から選曲されている。先述のインタビューで、竜人が『BOYFRIEND EP』のセルフカバーについて「過去の清 竜人25の楽曲の中でも人気があるもので、かつ、メロディラインがタイムレスかどうかっていう判断ですね」(※3)と述べていたこととも関係しているのだろう。『KIYOSHI RYUJIN25 REUNION TOUR「THE FINAL」』での清 竜人25は、まさに2024年ならではの清 竜人25だった。

 この日の冒頭を飾った「青春しちゃっていいじゃん」も、竜人が「軽妙洒脱な感じじゃないとダメだなと思ったんですよ」と語っていたように(※4)、清 竜人25ならではのソウル風味を持ちながらも、カロリーが高くなりすぎないように絶妙にコントロールされている楽曲だ。この日は、夫人たちが竜人を抱き抱えると歓声が沸き起こった。こうした光景は、今回の清 竜人25によるライブでもたびたび見ることができた。

 「アバンチュールしようよ」は、2016年のシングル曲にして、先日リリースされた『BOYFRIEND EP』にリアレンジして収録された楽曲だ。アレンジが変更されてファンクの要素が増し、夫人のダンスソロは、ほぼファンクのビートに乗せたものだった。

 二度目のMCでは、TikTok用に短い「Will you marry me ?」を踊って観客に撮影させるコーナーもあり、まさに2024年ならではの光景。そして、その直後にフル尺の「Will you marry me ?」が披露された。エレクトロニックテイストにリアレンジされ、ライブで聴くと、実にキックの音が太い。続く「My Girls♡」は2016年のシングル曲だ。

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