GANG PARADE、メンバー&MEG(MEGMETAL)対談! 10年目の新境地「Peace☆超パニック」はキュートでラウドな変化球
12人それぞれのよさを活かした「Peace☆超パニック」
――こういうお話を聞いていると、ナルハさんもデスボで歌いたくなるんじゃないですか?
ナルハ:えええっ(笑)!?
ドクソン:そんなにナルハにデスボで歌わせたいんですか(笑)?
ココ:ナルハだったら、見た目と声のギャップがすごくありますよね。(SNSで)バズりそう。
ナルハ:「Peace☆超パニック」で2つのチームに分かれることになった時、自分でも「私はデスボじゃないな!」と思ったくらいだったんですよ(笑)。でも、機会があれば……。
ココ:やっぱり「裏・Peace☆超パニック」、やってみたら面白いのかも。
ナルハ:デスボの練習をしておきます(笑)。
――大人数のグループは個性も幅広いですし、クリエイターにとっても面白いんじゃないですか?
MEG:そうなんです。今回はこういう曲ですけど、たとえば「ココさんのよさを活かした曲を作ってみよう」とか、そういうことを全員に対して感じました。
――この大人数の編成が歌う曲を書いたのは初めてですか?
MEG:初めてです。ミックスする時、トラックが結構大変でした(笑)。細かく分けていたというのもあるけど、たぶん歌だけで200トラックくらいあったのかな? たとえば〈ウォータープルーフ〉は、全員2本とか、多い人だと4本くらい録ったから、少なくとも24本。
ドクソン:24本の〈ウォータープルーフ〉を聴かなきゃいけなかったんですね……。
ココ:すみません!
MEG:とんでもないです(笑)。
メイ:〈ウォータープルーフ〉のところは、ライブでお客さんと一緒に言いたいですね。
MEG:お客さんに歌ってもらえるポイントは、いっぱいあると思います。ライブのアンセムソングみたいになってくれたら嬉しいです。
ココ:この曲、ずっと面白いんですよ。
ドクソン:〈BARA・BARA〉も好き。
ココ:私も好き!
ドクソン:言いたくなるよね。
ナス:〈BARA・BARA〉の直前のココの〈あっ、まあ嫉妬なんてしないんだけどー〉も好き。
ドクソン:〈やっちゃったー↓↓↓〉の表記もお気に入りです。私、〈最上級 愛のチューン〉を歌うオーディションに合格して嬉しかったんですよ。
――Hayato Yamamotoさん、Tayuto Nakasuさんが手がけた歌詞のインパクトもすごいですよね。
MEG:狙った通りに書いてくれました。「こうしたい」というのを細かく伝えていたのと、サビの頭で掴めるような――〈君とPeace☆超パニック〉みたいなキャッチーな造語を必ず作りたいというのもありました。実は、最初に歌詞が上がってきた時は今の形じゃなかったんです。そこから「どうしよう?」と話し合って、僕も20パターンくらい作りました。歌詞を書いてくれたふたりにも考えてもらって、どれがいいのか選んでいったんです。
ドクソン:〈単推しでね!/C’mon here me now〉とか、言いたくなるフレーズがたくさんありますよね。メロディも気持ちいいです。
ナルハ:〈君とPeace☆超パニック/Peace☆超パニパニ〉は、無意識に口ずさんじゃいます。
メイ:最初に出てくる〈単推しでね!/C’mon here me now〉は、お客さんのびっくりを引き出せるところだと思うので、責任重大なんですよね。
ドクソン:ちょっとだけメイがかわいい組に食い込めているところだよね?
メイ:うん、一瞬だけかわいい(笑)。
ドクソン:途中でいきなりデスボ組の仲間たちが駆けつけて一気にかわいくなくなるんです。
――ダンスパフォーマンスも面白くなりそうですね。
ココ:マイカ(キャン・GP・マイカ)が、今一生懸命考えてくれています。
MEG:どういうダンスになるのか、めちゃめちゃ楽しみにしています。マイカさんから「振り、どうしたらいいですか?」と聞かれて、「なんでもやってください」とお伝えしたんですけど。
ココ:さっきも楽屋で振りを確認していたんですけど、エンタメに振り切った楽しい感じでした。
MEG:面白いけれど、最後の終わり方も含めると「なんかめっちゃいい曲じゃない?」ってなるのかなと想像しています。
GANG PARADEが魅せるギャップの魅力
ナス:私、ココのオチサビが好きなんですよ。〈流れ星 キラッ〉は「歌うのはココかな?」って、最初からなんとなく思っていました。ここはオーディション形式でココと月になったんですけど、「いい曲」という感じを醸し出していると思います。ハッピーエンド感があるんですよね。
――ココさんは、かわいい歌のパートを担当することが結構ありますよね?
ココ:そうですね。地声が低いので、かわいいところを歌うとびっくりされるんですけど(笑)。
ドクソン:ココは、かわいい歌のオーディションに意外と合格しがちです。
メイ:「ソムニウム」もそうだったでしょ?
ドクソン:うん。あの曲の〈にゃんにゃん〉とかね。
ココ:「Peace☆超パニック」のオチサビもかわいい組のメンバーに割り当てられるのかなと思っていたんですけど、まさかのデスボ組から私と月が合格しました。
ドクソン:ギャップの魅力が出ている箇所だね。
ココ:ここだけデスボ組とかわいい組が逆になっているという(笑)。
――月ノさんは、結構ダーク系を担当することが多いですよね?
ココ:そうですね。月はまっすぐな声なので、かっこいい歌が合うんです。
――ナルハさんの必殺デスボと月ノさんが合わさったら、かっこいいユニット曲が生まれるかも。
ドクソン:月も実はイメージとのギャップが結構あるタイプなのかもしれないですね。身近にいるメンバーだと、そういうのは感じないんですけど。
ナス:月ってさ、きれいではあるんだけど……。
メイ:キラキラはしてないから……。
ココ:……月は断じてかわいい側ではありません(笑)。メイとかナスがデスボで歌うほうがギャップあるかも。
ドクソン:ナルとノン(キャ・ノン)がデスボで歌うのもギャップがあるよ。
メイ:でも、ノンはデスボが下手だから(笑)。
ココ:ノンは、声がかわいいからね。
――ギャンパレは、ユニットでも面白い曲をいろいろ作れそうですね。
MEG:面白い曲、作れると思います。いろいろやってみたくなっちゃったなあ。
ココ:またぜひ作ってください! 全編ラウドな曲とかも、まだやったことがないですからね。
ドクソン:いろいろ挑戦していきたいですね。
MEG:ギャンパレは12人それぞれのよさがあるから、どこをどう活かすのかは、いい意味で悩んじゃいますけど。