INI、初めての観客も虜にするフェスでの凄み アウェイを乗り越えた経験がファン獲得の武器に?

 もちろんフェスでは、ダンスパフォーマンスのある曲も披露される。11人という大所帯で繰り広げるダイナミックかつ緻密なダンスパフォーマンスは、音楽フェスという場で大きなインパクトを与えるだろう。さらに、これまでの数えきれないほどのテレビ出演により、カメラアピールも大得意分野とする彼ら。フェスの会場は平面であることが多いため、遠くから見ている人でも、ステージに設置された巨大モニターを通じて盛り上がれるというのが醍醐味であることから、INIの培ってきたものがより強く発揮される場となり得るだろう。

 フェスだけでなく、デビューしてから二度の全国ライブツアーも行うなど様々なイベント出演で経験を積み、その場での高揚を声に宿したようなアレンジも多く見せるようになってきた彼ら。8月5日にはグループの公式TikTokに『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』に出演した際のダイジェスト映像が投稿されており、その動画の最後には「Walkie Talkie」という楽曲で尾崎が声に力を込めた様子が映っている。こういった分かりやすく盛り上がるポイントで、メンバーもテンションが上がっていることが伝わるアレンジは、会場の熱をさらに上げていくトリガーとなるに違いない。

  近年、ロックフェスにアイドルグループが出演することは珍しくないが、その中でもINIは豊富な楽曲と確かなパフォーマンススキルで多くの音楽ファンを惹きつけている。『SUMMER SONIC 2024』でも、MINI(ファンの総称)のことはもちろん、彼らを初めて観る人のことも大いに楽しませてくれるだろう。これからも彼らの幅広い活躍に期待したい。

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