Snow Man、ユニット曲MV大量公開にファン歓喜 組み合わせの数だけ広がる表現の幅
4月10日、東京ドームにて開催されたSTARTO ENTERTAINMENT合同イベント『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』に出演したSnow Man。10thシングル『LOVE TRIGGER / We'll go together』のプロモーション期間が一段落ついた2月中旬以降、グループが久々に揃ってパフォーマンスを披露する場となった。メディアでメンバーの姿を見ない日はないほど、個人の活躍が活発化している現状は喜ばしい一方、やはり9人が揃ってパフォーマンスをしている姿を見てしまうと、音楽活動の次なる展開が待ち遠しくなってしまうものだ。
そんなファンの声の高まりを予見するかのように、同日正午、グループのYouTubeチャンネルに2カ月ぶりの音楽コンテンツがアップされた。2ndアルバム『Snow Labo. S2』と3rdアルバム『i DO ME』の初回盤Bの特典として収録された7曲のユニット曲MVである。想定外のサプライズに多くのファンが歓喜したものの、なかには「なぜこのタイミングに?」という疑問の声をあげる人も少なくなかった。『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』は、事務所のさまざまなグループを応援するファンが集結したイベントだ。初めてSnow Manのパフォーマンスを生で観たという人も多いことだろう。これをきっかけに新たにグループに興味を持った人たちに向けて、Snow Manの音楽的な引き出しを紹介するという意味でも幅広い音楽性が揃ったユニット曲はうってつけである。
ただ、ユニット曲のMVはCDを購入したユーザーに向けた特典コンテンツだったため、ある程度時間が経たないと一般公開できなかったという事情もあるかもしれない。明確な狙いがなく時期的な問題で公開されたものであったとしても、このタイミングでの公開はグループにとってプラスになるはずだ。
Snow Manのユニット曲は、1stアルバム『Snow Mania S1』からメンバーの組み合わせを変えながらアルバム恒例の企画として続いてきた。『Snow Mania S1』収録の3曲(渡辺翔太・阿部亮平・目黒蓮「360m」、岩本照・ラウール・佐久間大介「ADDICTED TO LOVE」、深澤辰哉・向井康二・宮舘涼太「P.M.G.」)はMVが制作されておらず、YouTubeではレコーディング映像と、ライブ映像の一部が公開されている。
MVが作られるようになったのが、2ndアルバム『Snow Labo. S2』収録曲から。楽曲とともに映像が制作されるようになったことにより、コンセプトが徐々に色濃く打ち出されるようになっていく。岩本・向井・目黒の「HYPNOSIS」と阿部・宮舘・佐久間の「Color me live...」は映像込みの世界観が確立されたアーティスティックな雰囲気を醸す楽曲。そして、深澤・ラウール・渡辺の「ガラライキュ!」は全力で“かわいい”に振り切ったファンサービス的な一曲だ。