稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、いま振り返る“若きSMAP”のやんちゃ話 「始末書レベル」――三者三様の子ども時代

 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるレギュラー番組『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA/以下、『ななにー』)3月1日放送回は、「一世風靡したあの人気子役は今!?人生の分岐点を激白&衝撃エピソード大連発SP」と題して、元祖チャイドルの野村佑香、『ウゴウゴルーガ』(フジテレビ系)のルーガちゃんこと小出由華、そして元私立恵比寿中学の廣田あいかがゲストで登場。ブレイク当時の衝撃エピソードを語った。

 野村は、稲垣が出演する『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系)の前身番組『木曜の怪談』(フジテレビ系)でも人気を博し、草彅とは彼の初主演ドラマ『いいひと。』で共演。『ウゴウゴルーガ』は、香取がかつてオーディションを受けていたというつながりも。さらに、香取は廣田と『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でコントを繰り広げるなど、3人にとってどこか縁深い顔ぶれだった。

 『ウゴウゴルーガ』放送当時は、まだ6歳だった小出。楽屋前のホワイトボードに書かれた名前を消して落書きをしていたという、子どもらしいエピソードが飛び出す。さらにスペースを求めて、隣の楽屋だったSMAPの名前をも消してまでお絵描きを楽しんでいたとも。当時のSMAPメンバーは「またやってる!」「上手だね」とやさしく見守ってくれたというが、「裏で大人が怒られていた」というオチがつく、いかにも90年代のテレビ現場らしい思い出話だ。

 そうなると、やはり紐解かれていくのがSMAP時代の“やんちゃエピソード”だ。香取は「僕、TBSのエレベーターのなかに絵を描いちゃって、めちゃくちゃ怒られた。後日(事務所の人に連れられて)消しに行った」と振り返る。さらに、「みんなで煙玉をラジオ局の窓から投げた」というわんぱくすぎるエピソードも。その投げた先が火気厳禁エリアだったことから、「始末書レベル」と草彅が苦笑いを混ぜながら明かし、横で稲垣も「あったあった」といった表情で頷く。ファンのあいだではすっかりお馴染みとなっているやんちゃエピソードであっても、彼らの口から語られるたびに何度でも笑ってしまう。どこか大らかすぎた時代へのちょっとした懐かしさと、大人の定めた枠にハマらない、幼かった彼らのエネルギーが眩しく感じるからだろうか。

 また、番組では人気子役たちが背負ってきた過酷な日常も語られた。朝のニュース番組を観てテレビ局に向かい、帰宅した頃には同じ時間帯のニュースが流れている。学校に行けるのは週に一度の撮休の日だけ――。そんな労働環境が、この数十年で見直されたのは当然の流れだ。一方で、そうした極端な状況のなかでしか生まれないエピソードや、後年になって笑い話へと昇華される記憶があるのも事実。

 香取はさらに「先生が何人かで僕を探しに来て、『ちょっと職員室に来てくれ』って。『お前がいつ学校に来て、いつ帰ったのか、誰もわからないんだ』って」と続けた。仕事をしてから遅れて登校し、教室のいちばん後ろの席で少し眠って、また現場へ向かう。そんな日常が当たり前だったという。

 その話を受け、はなから学校へ行かずに「サボって寝てた」と、さらりと言ってのける稲垣。対して、草彅は「反面教師で見習って、(高校の)3年間、無遅刻無欠席!」と胸を張る。同じ環境に身を置きながら、選んだスタンスは三者三様。その異なる個性が集まって、常識離れした世界をサバイブしてきたことこそが、SMAPというグループの面白さだったのだとあらためて感じさせる。

 そして同時に、これほど長い時間をともに過ごしてきた稲垣、草彅、香取の3人が、今もなお定期的に顔を揃える貴重な場所として、『ななにー』という番組があることにも胸が熱くなる。2月22日放送回では、香取が「今日、ひさびさに吾郎ちゃんに会うんだけど、『“ハリー・ポッター”、またやるんだね!』って言ったら――」と切り出す場面もあった。草彅が「(舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の上演は昨年の)11月だったよね?」と自然に乗ると、稲垣が「11月と12月!」と即座に補足する。そんな阿吽の呼吸とも言えるやりとりに、長年見続けてきたファンは思わず頬を緩めただろう。

 『ななにー』の収録は、1日に4本分の撮影をすることもあった。3人が顔を合わせるのは、月に1回ほどになることもあるのだろう。それだけ個々の活動が充実している証でもあるが、だからこそ、そんな貴重な場で久しぶりにゆったりと彼らの絡みも見たいとも願ってしまう。“あの頃”を笑い合えるのは、それだけ成熟した“今”があるから。そして、この“今”の瞬間も、いつか“あの頃”として振り返る未来へと続いている。そう思わせてくれる時間が、彼らと過ごす『ななにー』にはある。

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