timelesz、新メンバー募集はチャンスに? 結成10周年に4人加入で急成長の超特急の例から考える

1分でわかる超特急13号車 "アロハ"

 元々超特急と同じ事務所に所属しており、メインダンサーとして加入したアロハ。端正な顔立ちで地上波番組やイベントでは超特急を知らない人からも話題になることも多い印象を受ける。彼のピュアな内面が表れたような眩しい笑顔とカメラを独占する妖艶な視線は見る者を釘付けにさせる。それは数字にも出ており、超特急公式TikTokに2023年3月26日にアップされた彼のソロダンス動画は191万回再生と7.6万いいね(4月3日現在)を突破。同時期に投稿された動画でもダントツの数字となっている。「このイケメン誰?」「初見だけど好きすぎる」等といったコメントも寄せられ、この動画から超特急・アロハを知ったという人も少なくない。人々の視線を絡め取る圧倒的な力は表舞台に立つために生まれてきたような唯一無二の魅力であり、彼をきっかけに超特急を知る人は今後も多いだろう。

1分でわかる超特急14号車 "ハル"

 同じくメインダンサーで、同事務所の研究生として活動していたハル。最年長メンバーのカイと10歳離れた最年少、現在19歳の彼の一際輝くエネルギーは超特急の底抜けに明るい楽曲に説得力をも与える。ライブの定番曲である「バッタマン」では加入以前の既存楽曲ながらセンターを務めており、ステージを縦横無尽に走り回る姿はまるでもう何年もこのグループにいたかのような振る舞いだ。彼を見ていると、新たなものが持つ個性が従来あった場所の性質にぴたりとハマることが本当にあるのだと実感する。朗らかで等身大な楽曲と研ぎ澄まされたパフォーマンスで人々を元気づける超特急にハルが加入したことは、若い生気を吹き込みながらもグループの真髄を強固にするような効果もあったのではないだろうか。

2024.04.01 20:00 発表

 外の世界を経験してきた2人と、超特急と同じ事務所で育った2人が加入したことによりグループとしてのポテンシャルは劇的に増大した。今年4月から始まる全国ツアーもチケットは完売、彼らが掲げるドーム公演の夢はもうすぐそこまで来ているようにも思える。timeleszのプロジェクトに関して、何年も続いてきたものが変わることに賛否両論が生まれるのは当然のことだ。それでも保守より革新を求める彼らに目覚ましい出会いが訪れることを強く信じ、新生timeleszに期待したい。

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