アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ、元四天王VTuberが踏み出す“ミライ”への一歩 3Dお披露目ライブを観て

ぺぺち、ミライへの一歩踏み出す

 おかわり(アンコール)には、本ライブの振り付けを一部担当した相川奈央演じる22/7の西浦そらがゲストで登場。ぺぺちが「そらちゃんはなぜかぺぺちの今回のライブの曲、全部ダンスが踊れるって聞いたんだけど……」と切り出し、西浦が「私ダンスが大好きだから。ありとあらゆるダンスを踊りたいって思ってるから、言ってくれたらなんでも踊れるよ!」というキャラクターとしてのスタンスを崩さない小ボケを挟んだやりとりを繰り広げる。そこから「せっかくだからペペちとバカ騒ぎしよう!」と言って、1曲目に歌った「パスタの歌 ~ペペロンチーノ~」を2人でダンスしながら披露。「すごく楽しかった。呼んでくれてありがとう。また呼んでもらえるように頑張る」とコメントした西浦に、「そらちゃんはいい匂いがした。ぺぺちはニンニク臭だけど、そらちゃんは甘い香りだった(笑)。先輩を見習って、ぺぺちも歌にダンスに頑張りたい!」とコメントした。

 「1年前の3月31日は、遠い記憶で霞んでいるけど、寂しい日だった。きっと同じように寂しい気持ちの人がいるから、3月31日をハッピーな日にしたいと思って、3D披露の日を今日に決めました。これからも元気もりもりニンニク増し増しで頑張っていくから、みんなついてきてね!」とのコメントと共に、最後にKiroroのカバー「未来へ」をしっとりと歌い上げる。この選曲に対してチャット上には「ミライヘか……」「ミライはアカルイ」「神選曲過ぎる」「泣かせにきてる」など、感動と感慨深げなコメントがあふれる中でライブは締めくくられた。

 なお、本編終了後には“二次会”としてメンバーシップ限定のアフター配信も開催。会場をレストランに移し、再登場した西浦そらと共にライブを振り返るトークや「転生したら可愛かった」のコラボパフォーマンスが行われるなど、本編含めて大ボリュームの初3Dライブとなった。

 日付をまたいで4月1日0時から新曲「PPEDM」のMVが配信された。ぺぺちがDJとなって繰り出すEDMナンバー。メガフォンでリスナーに訴えかけるナレーションに始まり、重低音のビートに重なるシンプルな繰り返しが癖になる。歌詞はペペロンチーノの美味しさをレペゼンしたキャッチーさで、これを聴けば誰でも美味しいペペロンチーノが楽しく作れて、それを食べればみんながハッピーになれるという分かりやすいメッセージも、年齢や性別に関係なく楽しめる1曲だ。

 ミニマムなボディ、華麗な巻き髪、いたずらっぽい笑顔や「〜なのじゃ!」という口調。ニンニクや唐辛子の効いた、ちょっぴり刺激的なトークも魅力。パスタをモチーフにした設定も分かりやすく、いろんなコラボ展開が考えられそうで、すでに様々なタイアップが決まっているとかいないとか。楽曲には、人気のクリエイターやコレオグラファーが参加し、ぺぺちをがっつりサポート。世界を席巻するVTuberシーンにどんな新風を送り込むのか、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノの活動から目が離せない。

【3/31(日)20:00~】ぺぺち3Dお披露目ライブ!〜ぺぺロンチーノ試食会〜【ペペち/ソニーミュージック】

■リリース情報
最新配信シングル「PPEDM」
配信リンク:https://smr.lnk.to/PPEDM

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる