ミライアカリ、第2章の始まり告げたアニバーサリーライブ 「5年後も10年後もいっしょに歩いていこう」

ミライアカリ『Mi:LIVE 2020 AKARI→START』レポ

 9月30日に<GOOM STUDIO>からの第1弾楽曲「Fly to NEW WORLD」をリリースして、新たなスタートを切ったバーチャルYouTuberのミライアカリが、10月29日に約2年ぶりとなる単独アニバーサリーライブ『Mi:LIVE 2020 AKARI→START』をオンラインで配信した。最新曲「Fly to NEW WORLD」をはじめ、人気曲「ミライトミライ」、初音ミクや富士葵らと共演した「青く駆けろ!」のソロバージョン、さらにカバー曲などアンコール含め全7曲を歌唱。MCでは3周年の気持ちを彼女らしいユーモア溢れる語り口調で話し、「隣にはいつもアカリがいる。5年後も10年後もいっしょに歩いていこう」と、ファンに向けて力強いメッセージを送り、ファンの「ついて行くよ!」など応援コメントを背に、4年目のスタートダッシュを切った。

リモートだけど、みんなの応援は届いているからね!

 2018年の同日に開催された『Mi:Live 2018 〜2年目もいきま→しょう!〜』から、約2年ぶりに開催された『Mi:LIVE 2020』は、リスタートの意味を込めて『AKARI→START』とサブタイトルが付けられた。ライブ会場のリアルな照明と、バーチャルが融合したステージはまさに未来的で、1曲目「Fly to NEW WORLD」から、キラキラとしたまばゆい世界が画面に広がった。この「Fly to NEW WORLD」は活動4年目に突入するにあたってのファンへの感謝の気持ちを込めた楽曲。歌い終え、「嫌なニュースばかりでみんな落ち込むこともあると思うけど、頑張り過ぎずに自分をいちばん大切にしてほしい」と話し、「生きているだけでオールOKだから」というメッセージを込めたことも話した。

 「リモートだけど、みんなの応援は届いているからね」と彼女。トークは、進行役の天の声「うしさん」(彼女が命名)と共に、軽妙なやりとりで進行した。質問コーナーでは、「これをやると元気になれることは?」「どうしたらそんなに可愛くなれるんですか?」などの様々な質問に答えた。「新衣装で気に入っているポイントは?」という質問には、「動くとうしろの黄色いピロピロが、揺れるのがエモい」と答えたほか、「今ハマっていることは?」には、「筋トレ。プランクをやっている自分を鏡で見るのが好きです」と回答。明るく何でもぶっちゃけてしまう、彼女らしいユーモアに溢れたトークで、見ていて思わず笑ってしまう場面も多々あった。

 この日はオリジナル2曲とカバー4曲の計6曲を披露した。カバーは、まず茅原実里の「Paradise Lost」(2008年)を熱くパワフルに歌い上げた。ステージを動き回りながら、まさしく熱唱といった雰囲気。間奏では〈ハイ!ハイ!〉とかけ声をかけるファンの声で、コメント欄が埋め尽くされた。まらしぃ作詞作曲の「青く駆けろ!」は、サビで走るポーズを交えながら爽やかに歌った。同曲は、『ポカリスエットweb movie「バーチャル東京サプライ少女2020 青く駆けろ!」篇』CMソングとして、初音ミク、MEIKO、YuNi、富士葵、星乃一歌と共演した曲で、「自己肯定感を与えてくれる歌詞が良い」と、うれしそうに曲を解説してくれた。

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