UNLAME、現体制ラストイベントで活動半年の思い出振り返る NARUMI卒業で6人体制に

UNLAME、現体制ラストイベントレポ

 2つめの企画は、メンバーがそれぞれ選んだ1曲をNARUMIと歌唱する「NARUMIとこれが歌いたいLIVE」。トップバッターのSAEが選んだのは、オーディションの課題曲でもあったAIの「ハピネス」。メンバーも「懐かしい!」と当時の振り付けを踊る中、サビではSAEがハモリに回り、2人のハーモニーが響きわたった。YUIは今の季節にぴったりだと、あいみょんの「桜が降る夜は」をセレクト。歌詞に合わせてYUIが身振り手振りを加え、それを必死に真似るNARUMIとメンバーの姿が微笑ましい。ラストのYUKAが選んだのは、自身もNARUMIも好きだというMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」。難しい楽曲を見事に歌い上げた後、2人で抱き合って達成感に満ちた様子を示した。

UNLAME

 和やかなムードとは一転、セルフタイトルチューン「UNLAME」の披露に移ると、7人は大人びた表情でキレのあるダンスを繰り広げる。歌唱後は、HIYUKAが描いたNARUMIの似顔絵付きのメッセージ色紙を贈り、そのお返しにと、NARUMIはメンバー1人ひとりに感謝の言葉をかけていく。感極まって涙を流すメンバーもいる中、最後は「これからも明るくやってほしいと思うし、みんな思っていること一緒だから、共有し合って頑張って欲しいなと思います」と全員に優しくエールを送った。

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 ここで1度NARUMIがステージから捌け、6人で4月26日リリースの新曲「VIVID GIRL」を披露。途中でメンバー同士が顔を見合わせて笑う場面も見られるなど、元気いっぱいのパフォーマンスに、今後のUNLAMEの明るい未来が感じられた。

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 そして、「最後は7人全員で」と、再びNARUMIを交えて「I am I」を披露。〈噛み締めてみたい「I am…」〉ーー曲のラストフレーズ、そして“UNLAMEのNARUMI”としての最後の歌声が、会場に力強く響きわたる。7人でのラストパフォーマンスを終え、YUKAから花束を受け取ったNARUMIは、「半年だったけど、皆さんと濃い時間を過ごせてたと改めて感じました」「また違う色が出るUNLAMEになると思うので、これからも応援よろしくお願いします!」とファンへ呼びかけた。

 最後はメンバーが来場したファンを見送り、ファンクラブイベントを締めくくった。4月から新体制となるUNLAME。メンバーの弾けるような笑顔を見ながら、7人それぞれが幸せな道を歩んで欲しいと願ってしまうような一夜だった。

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