NOA、24歳を迎えての約束「自慢したくなるアーティストに」 バースデーイベントで新曲も披露

NOA、バースデーイベントで新曲披露

 NOAが3月13日に都内でバースデーイベントを開催。5月29日リリースの2ndアルバム『Primary Colors』に収録されている新曲3曲を含む計4曲のパフォーマンスを披露した。

 ファンが心待ちにするなか、客席後方からNOAが登場。大歓声を受け、アルバム『Primary Colors』からの新曲「gimme」、「YBOM (You've Been On my Mind)」、「00:02(You & I)」が立て続けに披露された。

NOA(撮影=Kazumi Watanabe)

 1曲目の「gimme」では、赤いライトに照らされたNOAが長い手足の映えるキレ味抜群のダンスと甘い歌声を披露。妖艶でクールな魅力が溢れるステージに、初っ端から会場の熱気が高まった。続けて「YBOM (You've Been On my Mind)」のステージに移ると、先ほどの色気たっぷりなムードからは一変。会場が青の照明に包まれ、爽やかで心地好いサウンドに合わせ、NOAの切なげな歌声としなやかなダンスが繰り広げられる。「00:02(You & I)」では、緑に輝く流星群の映像をバックにスタンドマイクで情感たっぷりに歌い上げ、途中、背景の映像にはファンの様子が映し出されるといったエモーショナルな演出も。

 3曲のパフォーマンスが終わると、会場は暗転。スクリーンには、NOAの母親から借りてきたという彼の幼少時代の写真や未公開のオフショットなどが映し出され、客席からは歓声が上がる。NOAが再び登場すると、先ほど披露された新曲の制作背景や2ndアルバムのコンセプトの紹介が行われた。

NOA(撮影=Kazumi Watanabe)

 この日のトップバッターを飾った「gimme」は、昨年NOAとコラボレーションしたアメリカのポップデュオ joanが手がけた楽曲で、全編英語で歌詞が綴られている。「女性を追いかける男性を描いた曲で、そのなかに切なさや大人の色気がある」と曲の世界観について説明するNOA。「こういう楽曲に挑戦してみたかったけど、自分ではなかなか作る機会がなかったので、こうしてjoanと曲を書けたのがすごく嬉しい」「ライブだともっとすごいことになると思うので、ぜひ楽しみにしていただきたいです!」と期待を煽った。

 「YBOM (You've Been On my Mind)」は、自身が書いてきた曲と比較すると「TAXI feat. tofubeats」にニュアンスが似ているものの、今の自分だからこそ出せる大人っぽさやリアルさを追求した楽曲だという。先日公開されたMVは、仕事に夢中な主人公が恋人に「なんで私のほうを向いてくれないの?」と言われてしまうようなストーリーになっているとのこと。MVで主人公を演じたNOAが「観ていただいたらわかると思うんですけど、僕がこっぴどく怒られていまして...」と言うと、会場からは笑いが起きた。

 「00:02(You & I)」では、今年行われたファンミーティングで収録したオーディエンスの声をサウンドに組み込んでいるといい、「みなさん(ファン)のことを思いながら歌詞を書きました」と紹介。タイトルには、大切な人に伝えたいメッセージがあるのに伝えきれていない気持ち、「君の1秒と僕の1秒を重ねて2秒で伝えたいんだ」という想いが込められているのだとか。「ラストのサビ前に〈君の1秒と僕の1秒を重ねたら見える景色〉という歌詞があるんですけど、これはライブの時に僕が見えている景色やみなさんのこと考えながら書きました」「思い入れの深い曲なので、今日この場で歌えたこともすごく感慨深いです」とファンへの想いを伝える場面も。

NOA(撮影=Kazumi Watanabe)

 アルバムコンセプトの話題に移ると、「『Primary Colors』には“三原色”という意味があるんですけど、アルバム制作にあたり、一色にしたほうがいいのではないかという意見もありました」「でも、自分をあらためて振り返ってみると英語、韓国語、日本語ができて、実際に3カ国語を喋る時は一つひとつ自分の性格も違ったり、表現したいことが違ったりする」――そういう部分を曲に落とし込んだら面白いんじゃないかというアイデアから、『Primary Colors』というアルバムタイトルにしたのだという。

 「赤は大人っぽさや色っぽさ、青は切なさやセンチメンタル、緑はハッピーというように、色それぞれで感じ方も違いますし、いろいろな場面で聴くことのできるアルバムとなっています」「この『Primary Colors』というアルバムをもって、これから繰り広げていくチャプターはすごいことになると思うので、楽しみに待っていただけたらと思います!」と誇らしげに語る彼の姿からは、アルバムへの期待がさらに高まった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる