宮世琉弥、八村倫太郎、森愁斗、NOA……“君花”から1年、音楽活動に邁進する8LOOMメンバーのその後

　1年前の12月20日、大きな話題となったドラマ『君の花になる』（TBS系）の最終回が放送された。同作は崖っぷちのボーイズグループ・8LOOMと寮母の仲町あす花（本田翼）がともにトップアーティストになる夢を目指して奮闘、成長していく姿を描いたドラマ。豪華俳優陣によるドラマそのものはもちろん、ドラマの世界を飛び出し期間限定で実際に活動をしていた8LOOMの人気も相当なものであった。8LOOMは佐神弾（高橋文哉）、成瀬大二郎（宮世琉弥）、古町有起哉（綱啓永）、一之瀬英治（八村倫太郎）、桧山竜星（森愁斗）、久留島巧（NOA）、小野寺宝（山下幸輝）からなる7人組ボーイズグループ。活動中には5枚のシングルと1枚のアルバムをリリースした上、多数の音楽番組や『KCON 2022 JAPAN』などのイベントへ出演を果たしている。また、東京、大阪、福岡を回るライブツアーも成功させた。そんな一大ムーブメントから現在までの1年間で、俳優活動だけにとどまらず音楽活動にも注目が集まった8LOOMメンバーは少なくない。

　例えば、ドラマ『パリピ孔明』（フジテレビ系）でのラップも話題になった宮世は2023年から「MUSIC PROJECT」を始動し、「自分の大好きな音楽を大好きな皆さんに届けていきたい」とソロで音楽活動をスタート。同時に開設されたYouTubeチャンネルでギターレッスンやダンスレッスン、弾き語りなどの動画をアップしつつ、着々とソロアーティスト活動をするための準備を公開していた。そして、満を持して5月12日に新曲「AWAKE」をリリース。以降、「S.W.I.N.G」、「孤狼」、「DeeDooDah」と、4曲をリリースしてきたが、いずれも色の違う楽曲で自身のポテンシャルを存分に示すものとなった。また、2024年1月28日には東京国際フォーラム ホールAで初の単独ライブも開催決定。20歳を迎える彼の未来は無限に広がっていることを予感させている。

　そして、八村も音楽活動をしているメンバーの一人だ。ドラマ出演前から6人組ダンス＆ボーカルグループ・WATWINGに所属しており、オールマイティタイプとしてグループのパフォーマンスを支えている。WATWINGは2021年9月22日にメジャーデビューを果たして以降、メンバーのスキルを存分に発揮できるような楽曲を次々とリリースしてきた。そのクオリティはお墨付きで、2023年8月30日にリリースした1stアルバム『Where』は、オリコン週間アルバムランキング、Billboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”ともに1位を獲得し、注目度の高さを見せた。さらにこの1年間は、ツアーやライブを精力的に開催。その経験を活かし、2024年2月8日にはグループ史上最大規模となるワンマンライブ『WATWING Let’s get on the beat Tour Special Edition in 武道館』も決定している。俳優活動も行なう八村だが、ボーイズグループのメンバーとしてもさらに羽ばたいていきそうだ。