SG「Curse of Love」MV撮影の舞台裏 センセーショナルな映像表現はどう生まれた?
今回のMVの主な舞台の一つが、闇夜の廃墟。筆者は、黒い水がたまったプールの中を水野が踊り舞うシーンを撮影する舞台裏の映像を観た。撮影が行われたのは、2023年末、ある日の夕方から夜にかけて。MV本編の中で、水野の口から白い吐息が出ていることからも明らかなように、当日は極寒の中での野外撮影だった。しかも、水の中に足が浸かった状態で踊り、最後には体全身で雨を受けるという非常にタフなシーンの撮影だ。それでも、水野とスタッフの士気は終始高く、各々がプロフェッショナルとして全力を出し合い、一緒に良いものを作ろうというムードが感じられた。象徴的なシーンを挙げていくとキリがないが、間宮が自ら靴下のままプールに入り立ち位置を確認する姿は、このMVの制作にかける本気度の高さを特にストレートに感じさせるものだった。
出演シーンはないものの、撮影現場にはSG本人も参加。合間でスタッフや水野と雑談をしながら撮影現場に和やかなムードを作ったり、寒い中、衣装のドレス姿で待機する水野にコートをかけたりするSGの姿が印象的だった。また、今回のMVでは、SGは出演者としての出番がなかった分、入念にモニターをチェックしたり、自身でスマートフォンを手にして画角を検討したりしていて、そうしたクリエイター的視点を発揮する姿は、今回の撮影現場だからこそのものだったと思う。
この日の撮影、および、別日に行われた屋内の撮影を経て、「Curse of Love」のMVが完成。その仕上がりの素晴らしさについては冒頭に書いた通りで、繰り返して観るたびに新しい気づきがあるような、深い奥行きの映像作品になっていると思う。こうした素晴らしい作品が生まれたのは、SG、間宮監督、水野をはじめとした様々なクリエイターやスタッフのクリエイティブに懸ける全力の想いが美しく折り重なったからこそ。そして何より、お互いへの信頼関係があってこそだろう。SGは、水野の表現について次のように語っている。
「今回のMVの見どころの一つは、黒い水の中で光に照らされて感情を表現する水野さんの演技なのですが、楽曲のイメージや韓国語の意味などを共有し、あとは水野さんご本人の表現に任せました。自分で作った楽曲を自分の想いのままに演じたことは今までも経験としてあるのですが、自分の作った楽曲を誰かのフィルターを通して解釈してもらい、演じてもらうのが初めてだったので、あえて多くは語らず水野さんの想いのままにやってもらったことで、より素敵な作品になったと感じています」
この記事を読み終えた後、改めて「Curse of Love」のMVを観ることで、きっと新しい発見や感動があると思う。後日公開予定の楽曲についてのインタビューも合わせてチェックしてもらえたら嬉しい。
■リリース情報
SG「Curse of Love」
2月7日(水)リリース
https://lnk.to/sg-curseoflove
M1. Curse of Love
M2. Curse of Love (Korean Ver.)
■SG info
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