SG「Curse of Love」MV撮影の舞台裏 センセーショナルな映像表現はどう生まれた?
2月7日、SGのメジャー第2弾となる楽曲「Curse of Love」がリリースされ、合わせて、同曲のMVが公開された。「Curse of Love」は、歌詞の内容、サウンドのアレンジ、構成、歌唱など、様々な観点から魅力を紐解くことができるような多面的な驚きに満ちた斬新な楽曲で、また、それら一つひとつの要素が積み重なって生まれるインパクトの大きさと深さは絶大である。この楽曲については、近日公開予定のインタビュー記事で深く紐解いていくとして、今回は、楽曲と同様にセンセーショナルなインパクトをもたらすMVについて、制作の舞台裏の話や、メールインタビューを通して得たSGの言葉を交えながら迫っていく。
まずは、女優の水野絵梨奈が主演を務めたMVを観てみてほしい。楽曲に秘められたエモーションを、時に繊細に、時に激しく、文字通り体全体で体現する水野の渾身のパフォーマンスに強く心を震わせられるはずだ。白い衣装のシーンと黒い衣装のシーンのコントラストも鮮やかで、何より、切なさや寂しさが混じり合うような表情、また、時おり見せる狂気の愛を宿したような表情にグッと引き込まれる。
今回のMVの監督を務めたのは、間宮光駿(YUKIKAZE)。SGと間宮の相性の良さは、昨年公開された「断捨離 (feat. りりあ。)」のMVの制作を通して証明されている。SGは、間宮との関係性や彼に寄せる信頼について次のように語っている。
「監督の間宮光駿はシングル『断捨離』から携わってくれていて、そこからフィールしてプライベートでも仲良くさせてもらいました。話していくうちに彼はとても繊細で完璧主義な人で、彼が作る作品だったり、考えを素直にリスペクトするようになりました。本当に自分と瓜二つなクリエイターがいるのだとも初めて思いましたし、全ての映像作品を作る上で自分の命を懸けて全力で作ってくれることに本当に感謝しています。記念すべきメジャー1作目の『Palette』も、今作の『Curse of Love』も、ぜひ彼にお願いしたいと思いましたね。
『Curse of Love』の歌詞を綴っている段階で、愛をただの愛としても、呪いとしてもちゃんと120%理解できて、それを映像として表現できる人は彼しかいないと思って、直談判でお願いしました」