Snow Man 9人が揃うバラエティでお茶の間を笑顔に 独自のエンタメ生み出す瞬発的な対応力

 Snow Manの2024年は笑顔あふれる年になるーーそんなポジティブなムードを年始に出演した各番組から受け取ることができた。

 ここ数年は年始特番に出演する機会が増えているSnow Manメンバー。個人や数人でのゲスト出演が多い中、今年はメンバー9人が揃って出演した番組が3番組あった。1月1日放送の『さんタク』(フジテレビ系)、1月5日放送の『それSnow Manにやらせて下さい 新春2時間半SP』(TBS系)、1月7日放送の『オールスタードッキリ祭』(TBS系)である。自らの冠番組『それスノ』で年始早々2時間半ものスペシャルを組むことができるようになったのはもちろん、Snow Manとして各番組の一企画に参加できるのはグループのポジションが確実に上昇している証だ。

 明石家さんまと木村拓哉によるお正月恒例特番『さんタク』は、さんまと木村がSnow ManのYouTubeチャンネルの撮影現場にサプライズ訪問し、ゲーム企画に参加する様子が放送された。二人の突然の訪問に対するメンバー9人の驚きの表情やリアクションの良さを見れば、バラエティ番組にひっぱりだこな理由がわかる。そして、佐久間大介や渡辺翔太を筆頭に大先輩二人を前に臆することなくトークを展開し、多くの笑いを生んでいた。

 番組サイドも彼らのリアクションをつい引き出したくなってしまうのか。なにかとサプライズやドッキリが仕掛けられがちなSnow Manだが、その集大成となったのが『オールスタードッキリ祭』だろう。デビュー曲「D.D.」(Dancing Dynamite)にかけて、「D=ドッキリのリアクション、D=誰が一番いいのか」を決めるという企画で、トーナメント戦、決勝戦でのドッキリが仕掛けられていった。宮舘涼太と佐久間が火曜レギュラーとして交互に出演中の『ラヴィット!』MC・川島明が仕掛け人となり、ドッキリの模様をモニタリング。川島の解説や秀逸なツッコミにアシストされながら、9人それぞれが見どころを作っていた。なかでも向井康二と深澤辰哉によるお手本のようなオーバーアクション、阿部亮平の機転の利いた反応はさすがであった。優勝を掴んだ向井の、ドッキリだとわかった後のお笑いスイッチへの切り替えはアイドルの域を超えたものがあり、2024年のバラエティでの活躍にも期待が募る。

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