モーニング娘。'23 譜久村聖卒業に寄せて 楽曲と共に振り返る、グループを支えた歌声
そしてラストシングル「Neverending Shine」へ
2021年、モーニング娘。在籍中のソロシングルとして「エキストラ」を配信リリース。これは今月12日に逝去したKANのアルバム曲のカバーで、ピアノバラード調のしっとりとしたナンバーだった。譜久村の歌唱を1曲フルで聴取できること、そして譜久村のこれまでの活動で培ってきた歌唱スキルが存分に反映されていること、そういった意味で意義深い1曲である。
現在はM-line clubで活動している、元つばきファクトリーの小片リサが2021年にリリースしたカバーアルバム『bon voyage!~ risa covers ~』の1曲「愛が止まらない~Turn it Into Love~」は、譜久村がゲスト参加してのデュエット歌唱となっている。Winkが1988年にリリースしたシングル版が有名なこの哀愁を帯びた楽曲は、譜久村と小片のハーモニーが相性抜群だ。
そして今年10月、譜久村のモーニング娘。在籍時ラストシングルがリリースされ、表題曲3曲の内の1曲「Neverending Shine」はモーニング娘。'23 feat. 譜久村聖名義での発表となった。つんく♂作詞・作曲によるこの曲は、基本的には譜久村のソロ歌唱なのだが、時折他メンバーのコーラスが入ってくるという構成が聴く者の涙腺を刺激する。
ここまで振り返ってきたものを含んでの、譜久村聖の全活動における参加楽曲、筆者調べでは全部で198曲を数えることとなった(バージョン違い等も合わせての曲数)。
これら楽曲をまんべんなく披露することが予想される、横浜アリーナ公演。どのような晴れ舞台になるのか今から楽しみだ。
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