LDH JAPAN、三井不動産と業務提携契約を締結 EXILE B HAPPYのMVをららぽーと豊洲で撮影

LDH JAPAN、三井不動産と業務提携契約を締結

 株式会社LDH JAPAN(以下、LDH)が、「ららぽーと」などの大規模商業施設を運営する三井不動産株式会社(以下、三井不動産)との業務提携契約を締結した。両社が提携するのは、エンターテインメントを軸とした次世代育成の分野。今後、LDHの持つ多彩なエンターテインメント事業をもとに、三井不動産の商業施設を活かしたダンスイベントの開催やダンススクールの出店、コンサートの開催などを通じて、子どもや若者が夢に「出会い」、夢を「追いかけ」、夢を「実現する」ための機会を提供していくという。

 11月13日に東京・日本橋の日本橋三井ホールで行われた記者発表会では、まずLDHの代表取締役会長兼社長CEO兼CCOを務めるEXILE HIROが、今回の業務提携の背景を語った。

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 LDHはこれまで、オーディションの開催などを通じて次世代アーティストの発掘・育成を行ってきただけでなく、「Dreams for Children」という社会貢献活動のテーマを掲げながら、子ども向けのサッカー大会やダンス大会の主催、ダンス教室「EXPG STUDIO」の運営などを手がけてきた。そのような活動の礎があった上で、2023年10月より新たなパーパス「Circle of Dreams」を設定。パーパスの実現に向けて、三井不動産の商業施設運営理念「Growing Together」に深く共鳴したことから、今回の提携が実現したという。

 記者発表会の中盤では、HIRO、EXILE AKIRA、EXILE TETSUYAと三井不動産の常務執行役員 商業施設本部長 若林瑞穂の4名によるトークセッションも行われた。

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 まずは司会者より、今回の提携内容にちなみ「子どもの頃の夢」について尋ねられると、AKIRAはプロのサッカー選手を目指していたとコメント。「サッカーでは夢は叶わなかったんですけども、違った形で、EXILEとしてスタジアムのピッチに立てましたし、応援する側として夢が叶いました。努力していた時間は無駄ではないと思っています。(努力していれば)夢のほうから歩み寄ってくると実感できたので」と、夢を目指す中で得られたものについてトークを繰り広げた。

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 TETSUYAは、子ども時代に水泳選手を目指していたとコメント。そのきっかけは1992年のバルセロナオリンピックで、わずか14歳にして金メダルを獲得した水泳の岩崎恭子選手だったといい、「(岩崎選手に憧れて水泳選手を目指したことは)僕の人生の中ではすごく大きなことだった」「夢との出会いと挫折を感じさせてくれた経験が、今に活きているなとすごく感じます」と語った。

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 子どもたちが夢に出会い、夢を叶えていくために必要な支援のあり方について問われると、AKIRAは幼少期に両親と訪れた商業施設での思い出に言及。戦隊ヒーローや国民的キャラクターのショーやイベントがとても楽しかった記憶があるといい、「そこにヒントがあるんじゃないか」「僕たちのエンタメに触れることで、何か出会いやきっかけが生まれて、子どもや若者の背中を推すきっかけになったらいいなと思います」と、自身の経験も踏まえながら、子どもたちが夢を持てるような環境づくりを行いたいと意気込みを見せた。

 TETSUYAは日頃ステージに上がる中で、物事と一生懸命に向き合う大人の背中を見せることが、子どもたちが夢を持つきっかけや原動力につながると考えていることを明かした。そして、子どもの頃の夢にも触れながら、「昔、僕が岩崎恭子選手やHIROさん、EXILEのメンバーを見たときに感じた『圧倒的な憧れ』をどれだけ身近に感じられるのか、ということがすごく大事なんだと感じていて」「全国の三井不動産さんの施設に赴くことで、そういう体験を一人でも多くの子どもたちにしてもらうことが大切だと思っています」と、実感のこもった言葉を熱く語った。

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 最後にHIROが、三井不動産と今後取り組みたいことについてコメント。EXILEなどLDHのアーティストはコンサートやファンと触れ合う場を大切にしていることから、今回の業務提携で多様な人が訪れる商業施設を活用できることに「すごくワクワクしている」といい、「エンターテインメントの力を多くの人たちに伝えていきたいというテーマで活動してきたので、今回の三井不動産の皆さんとの取り組みは、まさにLDHが待ち望んでいたこと」「いろいろな場所で、いろいろな企画で頑張りたいと思います」と抱負を述べ、記者発表会を締めくくった。

 LDHと三井不動産は今後、EXILE TRIBEの新しい音楽ユニット・EXILE B HAPPYのMV撮影をららぽーと豊洲で行うほか、次世代の表現者を育成するEXPG STUDIOをららぽーとTOKYO-BAYなどが立地する南船橋エリアに出店する。さらに、三井不動産が所有・運営する商業施設でデビューイベントを多数開催する計画で、11月19日には台湾のららぽーと台中で、AKIRAがトークイベントを行う予定だという。これらの取り組みを通じて、子どもたちに夢との出会いから実現まで、一連の体験を届けていく考えだ。

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