BE:FIRST、ドーム公演を目指して両立してきた2つのこと 着実に進める世界への歩み
その一方で、“自分たちがやり続けたい挑戦”も行なってきている。以前、この先作っていきたい音楽を問われたSOTAが「まだ日本に浸透していない、世界のかっこいい音楽をもっと広めるための入り口になっていきたい」(※1)とインタビューで語っていたことがあった。これも彼らが「やり続けたい挑戦」の一つなのだろう。それを体現した一例が4thシングル表題曲「Mainstream」である。同曲は制作からメンバーが携わっており、こだわりがギュッと詰まっている一曲となっている。ジャンル的にはいわゆる“J-POP調”ではないが、タイトルも含めて大きな注目を集めたのは記憶に新しい。ここでも常識にとらわれない挑戦をし、結果を出したのであった。そして、そのブレない姿が魅力的に映り、たくさんの支持の獲得にも繋がったのは言うまでもない。
こうして、デビュー当初描いたロードマップ通りに活動を続けて結果を出してきたBE:FIRST。ドーム公演のタイトルを見ると「Mainstream ‐ Masterplan」となっているが、「Masterplan」とは基本計画、基本設計という意味だ。つまり、ドーム公演を完遂するまでは想定済み、ということなのだろう。とはいえ、「言うは易く行うは難し」という言葉があるように、彼らの確かな実力があってこそなし得たことである。彼らが世界に羽ばたくまでの“基本計画”の集大成であるドーム公演は、これまで以上に注目されるであろうことは間違いない。
※1:https://oggi.jp/7058112
Vaundy、JO1、BE:FIRST、凛として時雨、羊文学、DURDN……注目新譜6作をレビュー
毎週発表される新譜の中から注目作品をレビューしていく連載「New Releases In Focus」。今回はVaundy「呼吸…
BE:FIRST RYUHEI、最年少の一年を振り返る 表現力とキャラクターが輝いた多くのシーン
BE:FIRSTのRYUHEIが、11月7日に17歳の誕生日を迎える。RYUHEIと言えば、歌においてもダンスにおいても高い表現…