Snow Manのメンバーカラーが果たしてきた役割 9人のキャラクターの確立にも

 Snow Manのライブ映像作品『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』が12月31日に発売される。本作は3rdアルバム『i DO ME』を携え全国4都市10公演を行った初のドームツアーから、2019年にデビュー発表を行った思い出の地・東京ドーム公演の模様を収めたもの。グループの勢いとエネルギーに満ちたライブ映像で今年を締めくくることができるのは、今から楽しみだ。

 今回の通常盤のパッケージに写っている9人の衣装は、それぞれのメンバーカラーに合わせたもの。初回盤のデジパックにも9色のラインが象徴的に使われている。ツアーグッズのペンライトも前ツアーから引き続きメンバーカラー9色が使われた仕様で、公式プロフィールのメンバー順=自己紹介ソング「Nine Snow Flash」の登場人物順に色が切り替えられるという親切な設計が施されていた。グループの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)のつなぎのカラーリングをはじめ、Snow Manというグループを紹介する上でメンバーカラーは欠かせないものとなっている。9人の大所帯であっても固定色があることで個人を認識しやすく、ファンも色を通して応援をより楽しむことができるというメリットがあるのだ。

 オリジナルメンバーの6人は、「リーダーやセンターが赤」というようなイメージで色が割り振られたわけではなく、自分たちで色を選んだことが明かされている。岩本照=黄や宮舘涼太=赤、渡辺翔太=青のようにもともと好きな色を選んだり、阿部亮平=緑のように家族の中で親しみのあった色、深澤辰哉=紫のように憧れの先輩と同じ色など理由は様々。佐久間大介=ピンクのように好きではなかった色をあえて選び、自身のマインドを変化させたパターンもある。今ではピンクの髪色もトレードマークとして定着し、メンバーカラーによって現在のキャラクターが確立されたと言えるだろう。

 2019年加入組である向井康二、目黒蓮、ラウールも、メンバーカラーによってキャラクターが引き立ったと言えるかもしれない。向井=オレンジ、目黒=黒、ラウール=白のカラーは他の6人が選んだと言われており、先日、深澤、向井、目黒、ラウールが参加したYouTubeのドライブ企画「Snow Man【目黒ドライブロケ初参戦】今日は完全にプライベートで行くぜ!!」の車中トークにて、当時のエピソードが語られる場面があった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる