稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾、『ななにー』“超自由”な新展開 前代未聞の特番で嬉しい報告

 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が、約5年間に渡って月1回の7.2時間生放送を続けてきた『7.2新しい別の窓』(ABEMA※以下、『ななにー』)が、今年10月より毎週72分のレギュラー番組にリニューアルすると発表されたのは6月のことだった。

 そこから3人はリニューアルに向けて番組プロデューサーとタクシーロケに出たり、キャイ~ンにみちょぱ(池田美優)、EXITの『ななにー』ファミリーと共に映画監督・脚本家の金沢知樹、プロデューサーの若新雄純、ダウ90000の蓮見翔をゲストに迎えて企画会議をしたりと、事前番組を放送してきた。

 だが、10月に入っても新番組がスタートすることはなく、気づけば10月最終日曜日の10月29日に。どうなっているのかと知らせを待つファンのもとに、『7.2 新しい別の窓「【ななにー特番】番組が間に合いませんでした。」』という衝撃的なタイトルの特番が届いたのだった。

 その名の通り、新番組のリニューアルが10月に間に合わなかったことを謝罪するという内容の番組だ。かねてよりスタッフと番組進行について打ち合わせをしてきた香取が「あまりに番組側の稼働が遅くて、『ななにー』リニューアル間に合いませんでした」と背景を話すと、『ななにー』ファミリーからも「間に合わなかったの?」「そんなことある?」「正直だな」と驚きの声が上がる。

 しかも、今回の放送については72分でもない、27分番組ということで「無理矢理も無理矢理でしょ!」「なんで(7と2が)逆になったの、これ!」とツッコミが止まらない。もちろん、そのカンペを読み上げる香取自身も「ABEMA、超自由!」と唖然とするしかない展開だった。

 しかし、そんな特番が実現してしまうのも、3人とファンが、そして『ななにー』と視聴者が積み上げてきたものがあるからではないだろうか。何をするかはもちろんだが、彼らと共に時間を共有することそのものを楽しむことができる。新番組を待ちわびる一方で、彼らに無理のない形で会えるほうが大事だということが、『ななにー』のなかで根づいている印象だ。

 とはいえ、もちろんファンを喜ばせる嬉しい報告もあった。11月5日夜8時より番組名を『ななにー 地下ABEMA』と改めて、新番組のスタートが決定したこと。さらに、初回は「地下ラジオ」と題して、テレビにも関わらず顔出しNGのゲストを招き、顔を出さないままラジオトークを披露するという。これも、テレビのお約束を覆した企画ができる“超自由”なABEMAならではといったところだろう。

 さらに、その初回から人気漫画『【推しの子】』の作者、赤坂アカと横槍メンゴというビッグネームが飛び出したものだから、待った甲斐があるというもの。稲垣とりんたろー。がパーソナリティとなってトークを引き出すほか、草彅と天野ひろゆきが赤坂の自宅兼作業場に潜入するロケも実施したというから、オンエアが楽しみだ。

 また、「地下ラジオ」企画のシリーズ化を熱望する声も飛び出す。その興奮した口調に、収録を存分に楽しんだ様子が見て取れる。顔出しナシでOKなことに加えて、迎えるのが稲垣・草彅・香取とくれば、これまでなかなかメディアに登場しなかった著名人たちもゲストに出てくれるのでは、と色めき立つのだった。

 『ななにー』ファミリーからは、『ONE PIECE』の尾田栄一郎、『ドラゴンボール』の鳥山明、そしてAdoなど、次々とゲストに招きたい名前が次々に挙がり、夢は膨らむ一方。そんな彼らが会いたい人に会えるようなシリーズ企画になってくれないかと、見ているこちらとしても願わずにはいられない。

 
 
 
 
 
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