JO1、『Mステ』初出演で3曲メドレー披露 洗練されたパフォーマンスが与えたインパクト
最後に「Trigger」。イントロのブラスが特徴的なこの曲は、世界的ダンサーのRIEHATAが振り付けを担当し、また彼らの新たな側面が見られる一曲となった。サビが派手なダンスブレイクとなるこの曲では磨きのかかるシンクロダンスのクオリティを保ちながらも、アグレッシブな振り付けの中でそれぞれが音を楽しむ自由なダンススタイルも光る。人数の多さを活かし次々とフォーメーションが移り変わる構成や、キレのあるラップと安定した高音のボーカルの掛け合いも見事。繰り返される〈You know that last man standing Bang〉に込められている“何があっても高みを目指して走り続ける”というメッセージが振り付けにも表れているように見える。彼らのキャッチフレーズである“Go to the TOP”の想いを強く感じることのできる一曲だ。
本稿ではダンスパフォーマンスを中心に取り上げたが、與那城奨と河野純喜による「Lemon」のカバーでは圧倒的な美声で『Mステ』視聴者を虜にした。2019年のデビューから堅実に積み上げた確かなスキルで、初出演にして堂々のパフォーマンスを見せたJO1は、現在全国ツアー『2023 JO1 2ND ARENA TOUR ‘BEYOND THE DARK’』を開催中。来月には初めての単独ドーム公演(京セラドーム)も行われる。個人での映画やドラマ出演なども次々と決まりさまざまな環境と方法での自己表現を展開する11人は、グループとして集まった時のパワーも驚くほどぐんぐんと伸ばしている。これからも洗練され続けるパフォーマンスで、日本のみならず世界のボーイズグループシーンを盛り上げていくに違いない。
連載「lit!」第67回:JO1、OCTPATH、MAZZEL、THE RAMPAGE、世が世なら!!!……ボーイズグループの夏を振り返る
ここ数カ月でリリースされたボーイズグループの新曲からJO1、OCTPATH、MAZZEL、THE RAMPAGE、世が世なら!!…
JO1 河野純喜、INI 藤牧京介のJ-POPカバー動画が話題に ファン以外にも広まる歌声の魅力
JO1の河野純喜とINIの藤牧京介の歌唱動画が話題を集めている。河野がback numberの「水平線」を、藤牧が宇多田ヒカルの…