BE:FIRST、BMSG合同企画「BMSG EAST&BMSG WEST」でも発揮される存在感 多様なメンバーの中で輝きを放つ個性

 9月23日、24日に東京、9月30日、10月1日に大阪で、今年も『BMSG FES'23』が開催される。その企画の一つが、BMSG EAST&BMSG WESTだ。同企画はBMSG所属アーティスト23人を出身地で東と西に分け、SKY-HIとRyosuke “Dr.R” Sakaiのプロデュースのもと、9月18日に新曲をリリース。BMSG EASTの楽曲「The Sun from the EAST」、BMSG WESTの楽曲「The Moon in the WEST」のMVもBMSG公式YouTubeチャンネルで公開されている。そこで、本稿では各曲におけるBE:FIRSTメンバーの役割を考えてみたい。

BMSG EAST / The Sun from the EAST -Music Video-

 まずは、BMSG EASTの「The Sun from the EAST」。BE:FIRSTからBMSG EASTに参加しているのはSOTA、JUNON、LEOだ。歌い出しを担当しているのはJUNON。お馴染みの美声が印象的な上に、グルーヴが感じられてどことなくオシャレな印象を受ける。こうしたノリも彼自身が考えているのだろうか。JUNONらしい上品な歌声で一気にリスナーの心を掴んでいるのだが、これはBE:FIRSTの中でも多くの歌パートを担当している彼ならではの役割だろう。

 SOTAは1コーラス目のラップパートに登場。同じくラップパートを担当しているNovel Coreと対比するかのような低音ラップで存在感を出している。その後でもところどころでラップを披露しているが、どのパートも一度聴いただけでSOTAとわかる。途中SKY-HIとともにラップをしているパートがあるが、キャリアが長いSKY-HIに負けることのないオリジナリティあるフロウを披露。唯一無二の輝きを発している。

 LEOは2コーラス目から登場。優しく透明感のある歌声が、ノリの激しい同曲のスパイスになっている。と同時に、彼の歌唱力がどんどん上がっていることにも驚く。中音域はもちろんだが、高音もキレイに抜けており、耳馴染みが非常に良い。そして、LEOの人柄を表すかのような声のトーンはふわっと曲に溶け込み、一気に空気を持っていっているようだ。これこそが、LEOのオリジナリティに繋がっているのではないだろうか。

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