日向坂46『4回目のひな誕祭』はどのような意味を持っていたのか 佐々木久美、小坂菜緒らの言葉から振り返る

 『4回目のひな誕祭』は横浜DeNAベイスターズの本拠地でもある横浜スタジアムで行われた。日向坂46といえば、冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)でもたびたび野球企画を行うほか、多くのメンバーが始球式に立ってきた野球と縁のあるグループでもある。横浜スタジアムで始球式を務めた経験のある三期生の山口陽世がライブの途中で元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレスと実際に始球式を行うというサプライズ演出もあった。これは野球好きなメンバーが多い日向坂46ならではであり、横浜スタジアムという舞台がグループ6の“聖地”になる日が近いことを感じさせた。そんな山口は前述の雑誌『BRODY』で「やりきった感もありますし、あの景色を見たからこそもっといろんな景色を見たいなと、改めて思いました。日向坂46として叶えたい夢もたくさんあるので、そこに向けて気を抜いていられない状況でもあるので、より頑張っていこうという気持ちです」といった思いも語っており、初の単独野外公演は未来に繋がるステージとなったようだ。

 今回が初めての『ひな誕祭』への出演となった四期生は『3回目のひな誕祭』をきっかけにオーディションを受けることを決めたメンバーも多い。そのひとりでもある宮地すみれは「昨年『3回目のひな誕祭』をきっかけにオーディションに応募した私が、一年経った今こうして『4回目のひな誕祭』のステージに立たせていただいて色々な思いが溢れるばかりでした。最後にはおひさまの皆さんが作ってくださる虹の中を歩くことが出来てまた一つ夢が叶い、幸せでした」と思いを綴り(※3)、藤嶌果歩は『BRODY』のインタビューにて「先輩方と目が合うとうれしくて。そんな幸せの積み重ねがライブの楽しさなんだ、と思いました」と話し、ステージに立つことの喜びを感じた公演だったようだ。

 このようにメンバーたちの言葉を振り返ってみると、転換点でもあり特別な意味を持つ2日間だったことがうかがえる。それぞれが同公演にかけてきた思いを知ることで、また違った角度で楽しめるのではないだろうか。現在『Happy Train Tour 2023』を開催中の日向坂46だが、この機会にもう一度振り返ってみるのもいいだろう。

※1:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/50032?ima=0000&cd=member
※2:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/49809?ima=0000&cd=member
※3:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/51516?ima=0000&link=ROBO004&cd=member

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