THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERがタイで躍動 『バンコク日本博2023』LDHステージをレポート

『バンコク日本博』LDHステージレポ

 LDHに所属するTHE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERの3組が、9月2日、タイで開催された日本 ASEAN友好協力50周年事業『バンコク日本博2023』にて、特別ステージ LDH SPECIAL LIVE STAGEを披露した。

 BALLISTIK BOYZとPSYCHIC FEVERは、2022年9月より活動拠点をタイに移し、同国の音楽業界を牽引するラッパー F.HERO率いるHigh Cloud Entertainmentのもとで武者修行を行ってきた。今回のステージはその成果を披露する場となり、グローバルに活動の場を広げつつあるLDH各グループの勢いを改めて感じられた時間となった。本稿ではその様子をレポートする。

 『バンコク日本博2023』の会場に設けられた特設ステージにLDH所属の各グループの映像が流れ始めると、THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERのメンバー全員がステージに登場。まずは「PERFORMER BATTLE」と題して、各グループのメンバー一人ひとりによるストリートダンスバトルさながらのダンスパフォーマンスが行われた。会場に響き渡るビートに合わせ、最初にTHE RAMPAGEの浦川翔平が力強いダンスを披露すると、続けてPSYCHIC FEVERの剣が長い手足を活かしたダイナミックなダンスを見せ、BALLISTIK BOYZの深堀未来が体幹を活かした軽やかでクールなパフォーマンスを披露。その後もLIKIYA・山本彰吾・鈴木昂秀(THE RAMPAGE)、中西椋雅、WEESA(PSYCHIC FEVER)、松井利樹、砂田将宏、海沼流星(BALLISTIK BOYZ)らが各々の思い描くダンスを披露し、ステージの幕開けを鮮やかに彩っていく。

 続いて、THE RAMPAGEの単独ステージへ。1曲目は、彼らのデビューシングルから骨太でタフなビートが特徴的な「Lightning」をパフォーマンス。一糸乱れぬパワフルなダンスと、川村壱馬とRIKU、吉野北人によるカラーの異なるボーカルで会場の熱を高めていく。そして、「STRAIGHT UP」「100degrees」で観客の盛り上がりを一気に頂点まで持っていくと、ミドルテンポのラテンナンバー「LA FIESTA」 と「HEATWAVE」を特別サイズで披露。艶やかでセクシーな歌声と、楽曲の世界観を表現する力強くもしなやかなダンスで、グループの違った一面を垣間見ることのできる一幕となった。さらに、そのまま休むことなく、情熱的なラテンサウンドが印象的な「Fandango」と、重く響くビートとギターサウンドが印象的な「Fallen Butterfly」をパフォーマンスし、MCへ。

 メンバーが言葉を発するたびに大きな歓声が沸き起こったMCでは、まず岩谷翔吾がタイ語で「タイのみなさん初めまして、THE RAMPAGE です。よろしくお願いします」と挨拶。グループやLDHの紹介を行いながら、「僕たちは今こうしてタイに来て、世界でも活躍するという夢に一歩近づくために活動しています。今日、この場にいるみなさんの中にも、夢を持っている人がいると思います。僕らの活動が、みなさんの夢を叶えるための活力になればいいなと思っています。今日はみなさんに、少しでもそれを伝えて届けることができるように、全力でパフォーマンスします! ありがとうございます!」と岩谷が言葉を紡ぎ、 現地のファンに想いを語った。

 そして、『HiGH&LOW』シリーズのタイでの人気を受け、「THE POWER」「SWAG & PRIDE」の主題歌2曲を披露し、THE RAMPAGEならではのパワフルな魅力を存分に発揮。昨年のデビュー5周年を経て、ますます躍動する彼らの圧巻のステージを終えた。

 2組目にパフォーマンスを行ったのは、LDHが運営するダンススクール EXPG STUDIOの精鋭メンバーにより結成され、2022年7月に日本でメジャーデビューを果たした7人組ボーイズグループ PSYCHIC FEVER。1曲目は疾走感溢れるシンセポップをベースとしたダンスチューン「BAKU BAKU」を披露し、爽やかなステージを繰り広げていく。そして、JIMMYが会場を煽ると、2曲目は和の要素とヒップホップが融合したアップチューン「Up and Down」をパフォーマンス。ビートを的確に掴んだラップに、低音から高音までを自在に行き来するボーカル、全メンバーの高いダンスの実力によって、PSYCHIC FEVERならではのステージに染め上げた。続いて、ミステリアスなサウンドの中に響くパワフルなボーカルとラップが印象的な「HABANERO」で、会場のボルテージをさらに高めていく。

 MCでは、メンバーを代表して小波津志が「僕たちにとって日本博は2回目ということで、こうして過ごすことができて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」「これからもタイと日本との繋がりを大切に、僕たちもLove, Dream, Happinessを掲げて世界にパフォーマンスを届けていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いします!」と、タイのファンへの想いや今後の活動への意気込みを語った。

 そして、JIMMYのかけ声を合図に「Tokyo Spiral」をショートサイズで披露。リリックを空気に刻みつけるかのようなラップを堪能していると、続いて「Spread The Wings」を、こちらも今回のステージに合わせた特別サイズでパフォーマンス。その後、タイのダンスボーカルグループ DVIとコラボした「To The Top feat. DVI」を披露し、洗練されたサウンドで魅惑的なパフォーマンスを見せると、最後に「Choose One」を披露して単独ステージを終えた。

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