サザンオールスターズ、美しいバラードで表す当事者としての歌 桑田佳祐が45年間貫く“平和と自由を訴える姿勢”
曲をかけ終わってからのトークで、桑田は、この曲は神宮外苑再開発問題を受け止めて作った曲であるということや、坂本龍一のこと、ビクタースタジオのことについて、言葉にした。
大事な45周年の新曲3部作の最後に、こうしたテーマの楽曲を持ってきた。しかも美しいバラードで、ということに称賛を送りたい。さすが桑田、それでこそ我々が45年愛し続けてきた桑田、サザンだ、と。
音楽界の圧倒的なトップに立ってからもう長いこと経っているので、若いファンは知らないかもしれないし、昔は知っていたけど今は忘れてしまった人もいるかもしれないが、桑田佳祐という人は、基本的に、民主主義と平和と自由を愛し、権力やファシズムを嫌う、すこぶる“ロックなミュージシャン“である。
過去、サザンにも、ソロにも、何曲もそういう歌はあるが、45周年の連続リリースを締めくくる3曲目で、その最新版を聴けたことを、本当にうれしく思う。
余談。番組のオープニングや、歌詞の朗読のところで、桑田は「杜の詩」の「杜」を、何度も「北杜夫の杜」と説明していた。ちょっと笑ってしまった。俺は大丈夫ですが、30代以下はおそらく知りませんて、北杜夫。どくとるマンボウ。斎藤茂吉の息子。
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