HiHi Jets 髙橋&Aぇ! group 正門、Lil かんさい 西村&少年忍者 田村……『わっしょいCAMP!』でのグループ越えたJr.コンビ

 浮所飛貴(美 少年)、中村嶺亜(7 MEN 侍)、小田将聖(少年忍者)、佐久間玲駈(Go!Go!kids)、廣末裕理、亀井海聖(Boys be)、浦陸斗(AmBitious)、亀井碧空による「キミアトラクション」(Hey! Say! JUMP)では、あざといコンビ浮所・中村のやりとりが話題に。急加速にハマっていく恋を歌ったこの曲は、本来知念侑李による「やっぱり君がNo.1」という決め台詞で終わる。それを中村が「やっぱり僕がNo.1」とアレンジし、小悪魔的な笑みでカメラにアピール。そこに浮所が「ずるいー!」と飛んできて背後から中村に飛びついてみせたのだ。意外にもドラマなどでの共演経験はない2人。しかし、今年開催された7 MEN 侍による『Summer Paradise 2023「Make 侍 Noise」』には、しっかりと見学に行った浮所。そこで「嶺亜くん、しゃべることの8割5分が適当だもんね」と話していた様子を見ると、表立ってのコラボはなくとも交流があることは間違いない。アイドル力の高い2人が、今回のコラボをきっかけにペアでパフォーマンスすることを期待したのは、筆者だけではないだろう。

 本公演を語る上で欠かせないのは、丸岡晃聖(Boys be)のボイスパーカッションで始まった猪狩蒼弥(HiHi Jets)、金指一世(美 少年)、長瀬結星・内村颯太(少年忍者)、當間琉巧(Lil かんさい)によるラップ選抜。このメンバーでパフォーマンスされた「S.C」は、2019年に行なわれたジャニーズJr.による東京ドーム公演『ジャニーズJr.8・8祭り~東京ドームから始まる~』にて、SixTONESの田中樹を筆頭に、猪狩、本髙克樹(7 MEN 侍)、ヴァサイェガ渉・川﨑皇輝(少年忍者)により披露された楽曲だ。当時も選抜された猪狩が、今回はラップ選抜を引きつれる立場となり、他のJr.と各々のらしさ全開のラップを披露する姿は心揺さぶるものがある。また、2019年には「チーム樹!」と締め括った猪狩が、今回は長瀬によって「チームガリ!」と紹介され閉幕。ジャニーズのラップ選抜のスピリッツが継承されていること、ラップ選抜同士の絆、ひいては先輩・田中樹へのリスペクトを感じさせるエモーショナルなステージだった。

 200人が集結したとあって、普段は見られないような意外なコラボレーションが楽しめた本公演。グループを越えたつながりが見えるため、今まで気づかなかったメンバーが気になったり、“推し増し”した方も多いのではないだろうか。今後、更新されるであろう各メンバーのブログや雑誌のインタビューで各メンバーの見えざる絆に浸れるのも楽しみの1つ。またすぐにこうしたコラボが見られることを期待しつつ、その日まで推しコンビの動向を見守ることにしよう。

東西ジャニーズJr.200人が奮闘 シャッフルステージやSNSとの連動も見せた『わっしょいCAMP!』レポ

ジャニーズJr.総勢200人が東京ドームで『ALL Johnnys' Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』を…

亀梨和也が作り出す誰も予想しない世界 『わっしょいCAMP! in Dome』にも反映された“イズム”を感じる演出

亀梨和也が『ALL Johnnys' Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』の演出を務める。これまで自身のソロ…

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる