SixTONES 京本大我&松村北斗、田中樹&髙地優吾、ジェシー&森本慎太郎……「CREAK」MVに映し出されたペアでの見せ場

 突撃隊長といわんばかりに、ラップによってSixTONESの音楽に幅をもたらしている田中樹と、ユニゾンで低音パートを任されることの多い髙地優吾。Aメロで交互に歌声を聴かせたのちに、サビに入る前の徐々に高まっていく部分でふいに背中合わせになる。バラエティ番組での活躍目覚ましい2人だが、今作では明るい雰囲気を封印しクールな表情を見せている。

 メンバー最年長ながら、爽やかさや可愛らしさをまとう髙地といると、ラッパーでやんちゃなイメージのある田中にも、ふわっとした柔らかさが出るように思う。レギュラーラジオ『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)でも、髙地とペアの際の田中には、地元の同級生といるかのようなリラックス感があるのは、髙地の包容力が引き出しているのではないだろうか。2人のアルバムでのユニット曲はまだないものの、今回のわずかなシーンを見ただけでも、2人の背格好が近いこともあり、意外なほどのシンクロぶりが垣間見えた。まだ見ぬユニット曲が楽しみになった人は多いだろう。

SixTONES – 2ndアルバム「CITY」初回盤B限定ユニット曲 nonSTop digeST

 そして、間奏で田中をセンターに据えて曲調とダンスが激しさを増していき、そのままラップパートへ。安定のある田中のラップに、ジェシーと森本慎太郎による合いの手が挟み込まれる、これまでありそうでなかった構成だ。グループでは年下組のため“末ズ”と呼ばれるこのペア。しかし、独特のグルーヴ感でSixTONESのパフォーマンスを支えるジェシーと、がっしりした骨格からなる力強くしなやかなダンスに定評がある森本。眉をひそめて、上から見下ろすカメラアングルでラップをに挟み込まれる表情は、「粋」を感じさせる。2ndアルバム『CITY』でも、激しめのダンスナンバー「LOUDER」をユニット曲として披露した2人。この森本が、前クールのドラマ『だが、情熱がある』(日本テレビ系)で南海キャンディーズの山里亮太を演じていたというのが改めて信じられない。SixTONESの幅広さが、一瞬のペアからも垣間見えた。

 今回のシングルではSixTONES初となる、メンバーのソロ楽曲が収録される。これまで6人や、2人ずつのユニット曲で様々な世界観を届けてきた彼らが、満を持してソロ曲を聴かせてくれることとなる。こんなに楽しみなことはないだろう。これまでも、アルバム収録のカップリング曲をYouTubeチャンネルで披露するなど、表題曲以外にも様々な手段で音楽を届けてきた彼らが、新たな扉を開いてくれることが楽しみでならない。

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