SixTONES、11thシングルはデビュー以来初のソロ曲収録へ 松村北斗・ジェシー・森本慎太郎と豪華制作陣との相性を考察

 今年も、SixTONESの快進撃が止まらない。年明けに3rdアルバム『声』をリリースした後、すぐに同作を掲げた全国ツアー『慣声の法則』に繰り出したかと思いきや、立て続けて新たなシングル『ABARERO』『こっから』を放ち、自分たちが秘めるさらなるポテンシャルを堂々と見せつけた。しかもその間にはツアーの追加公演として初のドーム公演『慣声の法則 in DOME』(京セラドーム大阪公演2days/東京ドーム公演3days)を大成功に収めている。まさに破竹の勢いで上半期を駆け抜け続けてきた6人から、またしても新しい作品が届けられる。それが、8月30日にリリース予定の11枚目のシングル『CREAK』だ。

 特筆すべきは、今回のシングルの初回盤A、初回盤Bのカップリング曲として、メンバーのソロ楽曲が収録されることだ。これまでユニット楽曲はいくつかあったが、各メンバーのソロ楽曲が収録されるのはデビュー4年目にして今回が初めて。6人の歌声は、それぞれが確固たる個性を確立しており、これまで発表されてきた楽曲においては、三者三様ならぬ“六者六様”と呼べる多彩なマイクリレーを堪能することができた。それ故に、一人ひとりの個性が今まで以上に際立つであろうソロ楽曲への期待は大きい。“愛”を題材にした初回盤Aには、松村北斗、髙地優吾、ジェシーのソロ楽曲が、“恋”を題材にした初回盤Bには、京本大我、森本慎太郎、田中樹のソロ楽曲が収録される予定で、現在明らかになっている情報によれば、まず、髙地のソロ楽曲「MUSIC IN ME」は、彼のリクエストにより日本語ラップ調のナンバーになっているという。また、田中のソロ楽曲「Sorry」では自身もラップの作詞に参加し、京本はソロ楽曲「We can't go back」で作詞作曲を担当。2人のクリエイターとしてのポテンシャルにグッと迫ることができる歓びは大きい。

 その一方で大きな話題を集めているのが、松村、ジェシー、森本のソロ楽曲の制作を、日本の音楽シーンの最前線で活躍しているミュージシャンたちが手掛けていることである。松村のソロ楽曲「ガラス花」はアイナ・ジ・エンド、ジェシーのソロ楽曲「Never Ending Love」は堂本剛、森本のソロ楽曲「Love is…」は平井大が提供したもの。現時点ではまだ音源を聴くことはできていないが、制作陣の豪華さと各メンバーとの組み合わせを見ただけで、それぞれのソロ楽曲への期待は否応もなく高まる。一曲ずつ順に深掘りしていきたい。

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