三宅健、平野紫耀、神宮寺勇太、IMP.の距離感ゼロ発信で規模拡大? 滝沢秀明設立TOBE、新時代を切り開く戦略

 TOBE所属メンバーはSNSの積極的展開を行っているのも特徴で、三宅、平野、神宮寺はそれぞれ単独でInstagramを開設。IMP.もグループのアカウントを設け、YouTubeの生配信後には、導線を引くようにそれぞれがインスタライブを行っていた。

 
 
 
 
 
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 SNSをフル活用してファンとの接点を持っているのがTOBE所属アーティストの特徴でもあり、空白だった三宅のInstagramのプロフィール欄にも「44歳 職業idol」と記し、スマイルマークと共に再始動。平野と神宮寺はそれぞれ個人アカウントを取得し、フォロワーから寄せられた質問に答えるなど、これまでにない距離感と人柄が伝わる投稿で注目を集めている。IMP.は初めてのインスタライブに戸惑っていたようだが、動画コンテンツへの出演経験を持つだけに、すぐに馴染んでいたのも若手らしい展開だ。さらに7月20日には、TOBE公式Twitterにて「公式LINEアカウントを開設しました!友達登録よろしくお願いいたします!!」とLINEアカウントの開設を発表。LINE社は音楽配信サービスを有しており、今後の彼らの活動の一環として活用していくことも予想される。

 さて、7月15日放送の『音楽の日2023』(TBS系)ではスペシャルダンス企画「エンタメ界からダンスのGIFT」と題して、事務所の垣根を越えて総勢90人によるダンスパフォーマンスのコラボレーションが行われ大きく話題を集めた。

 s**t kingz、DA PUMP、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONS、JO1、INI、BE:FIRST、Travis Japan、&TEAM、郷ひろみ、PSYCHIC FEVER、DXTEEN、MAZZELと、経歴もコンセプトもさまざまな個性に溢れるグループが顔を揃えた。

 人の数だけ、グループの数だけ、ダンスがある、というほどの圧巻のステージ。まさに“群雄割拠”という時代の象徴的な企画であった。国内外問わず視野を広げてみると、すでに日本と海外で業務提携を行っている事務所もあり、未開の市場ではなく、コロナ禍を乗り越えてさらに激化する分野であり、今後は各事務所/グループでさらなる差別化が求められることだろう。

 待ちわびたファンに向けてのお披露目を済ませ、新たなスタートラインに立ったTOBE所属メンバー。どのメンバーも「ライブを行っていきたい」と抱負を語ったように、楽曲リリースにライブ開催と、これからが本番だ。

 荒波の大海原に出航するような状況ではあるが、今後どんなジャンルの楽曲やパフォーマンスを披露するのか。SNSをどう活用して新たなファンを獲得していくのか、これまでの経験や実績をベースにしながらソロ、グループとしてどんな一手を打つのか、今後さらに注目が集まるだろう。

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