三宅健&滝沢秀明、年月を経ても色褪せないKEN☆Tackeyの絆 「TOBE」合流に至るまでの流れを振り返る

 今年5月にジャニーズ事務所を退所した元V6の三宅健が7月2日の44歳の誕生日に、滝沢秀明が代表取締役を務める新会社「TOBE」 に合流することを、公式YouTubeチャンネルの生配信にて発表。自身のTwitterでも改めて報告した。

 三宅はやりたいことについてYouTubeにて「自分自身の色々な可能性を信じて、アイドル×カルチャー、アイドル×アート、あとは地域活性、日本文化、そういった様々な化学反応に挑戦し、アイドルが持つ潜在的な可能性を広げていきたいと考えています」と語っている。翌日3日には早くも滝沢のTwitterのスペース配信に三宅が登場しトークを繰り広げた。

#TOBECONTINUED_01 / 三宅 健

 三宅と滝沢は、2018年に“KEN☆Tackey”というユニットを結成し、エイベックスからシングル『逆転ラバーズ』をリリースしている。ジャニーズ事務所に所属したのは、滝沢が1995年で三宅が1993年と2年先輩。滝沢のジャニーズ時代のライフワークとも言える、2006年より主演・演出を務めた舞台『滝沢歌舞伎』に、2016年から3年連続で三宅がゲスト出演。初演の制作発表での三宅の発言「ケン&タッキーというおいしい関係になれたら」をきっかけに、ケンタッキーフライドチキンのCMに出演した2人。以来ファンから「ケンタッキーコンビ」と呼ばれ、2016年の舞台では滝沢が「健くんと一緒に舞台ができるということで、何か滝沢歌舞伎に残したいと思い、歌詞を健くんに作ってほしいとお願いしました」(※1)と、滝沢作曲・三宅作詞の「LOVE」が制作され舞台で披露された。

 2人とも当時の所属レーベルがエイベックスだったこともあり、ユニットでのCDデビューが期待され続け、そして2018年にKEN☆Tackeyとして正式にCDデビュー。タイミング的にはタッキー&翼での活動休止後だったが、KEN☆Tackeyに関しては会見で、趣味の一環と2人は答えている。最初で最後のシングル曲「逆転ラバーズ」は〈Can touch it! Can take it!〉(ケンタッキー)と連呼しているのが印象的な明るい楽曲。MVには当時『滝沢歌舞伎』に出演しており、現在Snow Manのメンバーである岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平、目黒蓮、向井康二、当時ジャニーズJr.の林翔太、なにわ男子の藤原丈一郎、大橋和也、Aぇ! groupの正門良規、草間リチャード敬太、末澤誠也、元IMPACTorsの影山拓也、椿泰我の16名がバックダンサーとして登場。「LOVE」でラップをしているSnow Manは、歌詞カードに“RAP:Snow Man”と記されるなど、デビュー前の彼らの歌声がCD化されていることでファンの間でも思い出深い1枚として知られる。

 3度の舞台共演で名コンビとなった2人だが、2018年12月を最後に滝沢が芸能活動を終了したことで事実上の解散。2022年10月31日に滝沢が事務所を退所して以降は表舞台での交流は見られなかった。しかし、三宅が2023年4月4日深夜に行ったスペースで、以前滝沢が行ったスペースを聞いていたことを明かすと、滝沢がTwitterで引用リツイートでリアクション。三宅のスペースが終わると滝沢は、「パイセンおやすみなさい」「リスナーの皆様もお疲れ様でした らぶ」とコメントを残した。

 当時、まだジャニーズに所属していた三宅とのSNS上での交流は、退所後に滝沢と合流するのではないかと憶測を呼んだ。また、退所前に最後のインスタライブを三宅が行なった際も、滝沢は視聴者として労いのコメントを送っていた。一度距離は離れたものの、変わらずに仲の良い関係が窺える。

 今回三宅が「TOBE」への合流を発表する1週間前の6月25日に、滝沢はフライドチキンの画像をツイートし、三宅はプロフィールに欄に「食」「事中」という文字を同タイミングで載せ、ファンからKEN☆Tackey復活を期待する数多くの反響があった。

 三宅が40歳の誕生日の時は朝まで滝沢と過ごしたことを以前ラジオで語っていたが、44歳の誕生日に再び合流するというのは、やはり2人の絆は深かったということではないか。三宅はストーリーズに、滝沢から大きな誕生日ケーキが贈られたという報告も載せている。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

三宅健(@kenmiyake_idol)がシェアした投稿

 滝沢の新会社「TOBE」 にジャニーズ事務所を退所したメンバーが合流したのは今回が初。仲の良い三宅だからなのか、追随するメンバーがいるのかは分からないが、いずれにせよ本格的に動き出した「TOBE」への期待は高まるばかりだ。

※1 https://spice.eplus.jp/articles/49681

三宅健 Twitter
三宅健 Instagram

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる