アイドリッシュセブン、劇場ライブに感じた16人が歌う奇跡 『LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』DAY 1を観て
原作アプリのダウンロード数は600万超えのヒット作、総勢16名のアイドルたちによる成長物語を中心に、多岐にわたり人々の心を魅了してきた大型メディアミックスプロジェクト『アイドリッシュセブン』(通称:アイナナ)。今回はそんな本作の劇場ライブ『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』<DAY 1>の模様をレポートする。
5月20日には<DAY 1>、21日には<DAY 2>が開催された本ライブは日にち毎にセットリストが一部異なっており、開催前からマネージャー(ファン)の期待を煽っていた(※22日以降は<DAY 1>&<DAY 2>の2DAYSが全国の劇場にて上映)。
2022年末にアプリにて公開された、メインストーリー第6部でのIDOLiSH7・TRIGGER・Re:vale・ŹOOĻが一堂に会する16人での夢のライブに参戦できるという期待を胸に訪れた<DAY 1>では、スタートからIDOLiSH7が「MONSTER GENERATiON」を歌いながら登場し鳥肌が立った。続く「RESTART POiNTER」でようやくIDOLiSH7が目の前で歌っているという実感が湧き、その選曲にこれまでのストーリーを思い浮かべながら感慨深くなる。
歌い終えるとMCパートに入り、各々が会場のマネージャーに声を掛けた。なんとグループ毎にMCパートが用意されていたのだ。
続いてŹOOĻが歌ったのは「ZONE OF OVERLAP」「Bang!Bang!Bang!」の2曲。ステージの真ん中からマグマが吹き出すという演出も相まってメンバーの大胆不敵な表情が一層際立っている。巧みなカメラワークとキレのあるダンスに翻弄される。MCパートでは亥清悠が大きな声で会場に声を掛ける。メンバーたちからマネージャーに贈られた「ありがとう」という言葉にはより重みを感じた。
そしてTRIGGERの番になると、これまた登場の仕方が最高にカッコ良かった。光るスクリーンを切り開くように登場し、「DAYBREAK INTERLUDE」を歌い始めたのである。冒頭の「We are TRIGGER」という台詞では息を詰まらせた。そして九条天の「ハラハラドキドキの、こんな曲はどう? ある男を巡って、天使と悪魔が対立する……」という言葉から歌い始めたのは「Last Dimension~引き金をひくのは誰だ~」だった。MCパートでそれぞれから語られた言葉に感動したマネージャーも少なくはないはず。
最後に登場したRe:valeが歌ったのは「NO DOUBT」と「Re-raise」だ。MCでは百が両手でひとつのハートを作るジェスチャーをしたり、千の言葉に照れたりする様子が見られた。またコントのような2人の会話はマネージャーの心を和ませたに違いない。2曲目の「Re-raise」はブラスバンドやバックダンサーを交えて歌われ、最後には足元から赤いソファが出現。2人はそこに静かに腰をかけ、王者の風格を見せた。
ここまででも十分だと思うも、さらにマネージャー陣を驚かせたのは各グループによる新曲お披露目だ。元々、発表されていた16人の新曲「Pieces of The World」とは別に4曲も用意されていたなんて夢にも思わないサプライズである。IDOLiSH7からは「NiGHTFALL」、ŹOOĻからは「STRONGER & STRONGER」、Re:valeからは「Journey」、TRIGGERからは「BEAUTIFUL PRAYER」が披露された。