LIL LEAGUEら『iCON Z』出身グループ続々 「NEO EXILE世代」加入でEXILE TRIBEはネクストステージへ

NEO EXILE世代誕生でネクストステージへ

 そして、今回新たに加わったのが、LIL LEAGUE、KID PHENOMENON、WOLF HOWL HARMONY、THE JET BOY BANGERZの4組。『iCON Z ~Dreams For Children~』第一章のグランプリに輝いたLIL LEAGUEは、中学生と高校生のメンバーで構成されており、EXILE TRIBE史上最も若い年齢でのデビューを実現。デビュー時に変声期を迎えたメンバーがいたり、デビュー前に冠バラエティー番組の放送が決定したりと、これまでには有り得なかったアプローチで視聴者を虜にしている。では、なぜ彼らはバラエティーに力を入れているのか。それは、YouTubeやTikTokといったSNSが当たり前にあるZ世代のファンにとって、アーティストを好きになるキッカケは楽曲やパフォーマンスだけでなく、性格やファッションなど、ありとあらゆる要素が“推し”への入口となるから。もともとEXILE TRIBEには、オーディション番組を通じて候補生1人1人の背景にあるドラマを共有し、ファンと共にトップアーティストへのサクセスストーリーを創り上げてきた歴史があるが、Z世代アーティストにおいては、人間性や各自のクリエイティビティにフォーカスした活動が求められているのだ。

LIL LEAGUE 'Rollah Coaster' Music Video

 LIL LEAGUEに続いてデビューが決まった3組も、第一章からの続投メンバーで結成された“LIL LEAGUEの公式ライバル”KID PHENOMENON、DEEP SQUADから受け継いだ美しいハーモニーで観客を魅了する4人組・WOLF HOWL HARMONY、高いダンススキルと大人数ならではの迫力で圧倒する“LDHど真ん中のDNA"THE JET BOY BANGERZと、じつにバラエティ豊か。各グループにクリエイティブ・コーディネーターが就き、EXILE NAOTO がKID PHENOMENON、PKCZ®がWOLF HOWL HARMONY、EXILE AKIRAがTHE JET BOY BANGERZに、衣装やコンセプトなどに関するアドバイスをしており、結成当初から明確に方向性の異なるグループを目指していたことが窺える。この4組がほぼ同時にデビューすることからも、プロデューサー陣がEXILE TRIBEの新機軸を打ち出そうとしているのは間違いないはずだ。サウンドプロデュースを手掛けるSHOKICHI(EXILE/EXILE THE SECOND)が楽曲に込めたメッセージのように、4組の未来は眩しすぎるほど明るい。“Love, Dream, Happiness”がただの夢物語ではなくなった今、“NEO EXILE世代”と呼ぶべき彼らが、EXILE TRIBEを次のフェーズへと連れて行く。

KID PHENOMENON「C'mon」
WOLF HOWL HARMONY「LOVE RED」
THE JET BOY BANGERZ「RAGING BULL」

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