『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編、EDテーマ「コイコガレ」で連想する恋柱=甘露寺蜜璃 milet×MAN WITH A MISSIONの抜群の親和性

 現在放送中の『テレビアニメ「鬼滅の刃」 刀鍛冶の里編』(フジテレビ系)。そのオープニングテーマ「絆ノ奇跡」とエンディングテーマ「コイコガレ」はともにMAN WITH A MISSIONとmiletのコラボ曲だ。アニメ『鬼滅の刃』がツインボーカルの楽曲を主題歌に起用するのは今回が初。『刀鍛冶の里編』では竈門炭治郎と竈門襧豆子の2人がこれまで以上に過酷な戦いに挑むとともに、霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃がそれぞれの想いを胸に鬼に立ち向かうため、主題歌は男女ツインボーカルの楽曲にしたいと意図が制作会社・ufotableにあったという(※1)。5月31日にリリースされるシングル『絆ノ奇跡 / コイコガレ』の期間生産限定盤のアートワークには、無一郎と蜜璃の描き下ろしイラストが使用されている。

 今回は第二話でサプライズ放送され話題となっているエンディングテーマmilet×MAN WITH A MISSION「コイコガレ」に注目したい。

 「コイコガレ」は、作詞・作曲:梶浦由記、編曲:MAN WITH A MISSION・梶浦由記による楽曲。今までのエンディングテーマと比べ、良い意味で期待を裏切るアップテンポな楽曲となっており話題を呼んでいる。

 振り返れば、アニメ『鬼滅の刃』のエンディングテーマは、同シリーズの音楽を椎名豪とともに監修する梶浦が一貫してプロデュースしてきた。『竈門炭治郎 立志編』のエンディングテーマは、FictionJunction feat. LiSA「from the edge」。転調を繰り返しながらドラマティックに展開するメロディが特徴的で、物悲しさから力強さまで、ボーカリスト・LiSAの多彩な魅力が楽曲によって引き出されながら『鬼滅の刃』の世界観を純度高く表現した。『無限列車編』のエンディングテーマは、LiSA「白銀」。鬼との戦いに臨む煉獄杏寿郎らの熱い気持ちを体現したロックテイストのアッパーチューンだった。『遊郭編』のエンディングテーマは、Aimer「朝が来る」。壮大なストリングスとギターを中心としたロックサウンドがせめぎ合うバラードで、希望の象徴をAimerの歌声に託した。

LiSA 『白銀』 -MUSiC CLiP-(テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編 エンディングテーマ)
Aimer「朝が来る」MUSIC VIDEO(テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編エンディングテーマ)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる