King & Prince、日向坂46、FANTASTICS、SUPER BEAVER、琴音……4月19日リリースの新譜5作をレビュー
毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は4月19日リリースのKing & Prince『Mr.5』、日向坂46『One choice』、FANTASTICS from EXILE TRIBE『PANORAMA JET』、SUPER BEAVER『グラデーション』、琴音『君にEP』の5作品をピックアップした。(編集部)
King & Prince『Mr.5』
King & Princeが初のベストアルバムをリリース。4形態のうち、全ての形態のDISC1にはデビュー曲「シンデレラガール 」以降これまでに発表した全シングルの表題曲をメインに計17曲を収録する。ラストを飾る「Beautiful Flower」は、本作のために制作されたバラード調の新曲。優しいメロディラインにのせ、来るべき明日を笑顔で迎えようというメッセージを丁寧に歌い上げた。また、それぞれのDISC2は、テーマに沿ってメンバー自身がセレクトした楽曲を集めたものや、ファン投票によって選ばれた楽曲をまとめたものなど、形態によって収録曲も変化。これまでの歩みを振り返るボリューミーな内容はもちろん、王道のポップスからバラード、アグレッシブなダンスチューン、ヒップホップまで多彩な楽曲で魅了するグループの音楽性の高さを改めて知らしめた。(渡部)
日向坂46『One choice』
4月1日、2日に横浜スタジアムでイベント『4回目のひな誕祭』を開催した日向坂46から9thシングル『One choice』が到着。丹生明里がセンターを務める表題曲「One choice」はノスタルジックな歌謡のテイストを軸にした楽曲に仕上がっている。切なくて朗らかなメロディ、生楽器の響きを活かしたアレンジとともに紡がれるのは、“いろいろ迷うけど、答えは決まってるでしょ?”というメッセージを込めた歌詞。膨大な情報と価値観が交錯する社会において、“あなたが欲するものは何?”と問いかける現代的なポップソングだ。共通カップリング曲「恋は逃げ足が早い」は、“恋のチャンスを逃さないで!”という思いが伝わるアッパーチューン。往年のハウスミュージックを感じさせるアレンジも気持ちいい。(森)
FANTASTICS『PANORAMA JET』
FANTASTICSが音楽プロデューサーの亀田誠治とクリエイティブディレクターの佐藤可士和とコラボしてリリースしてきた“FAN FAN 三部作”のラストを飾るシングルは、爽やかなEDMサウンドが印象的なダンスチューン。本作では亀田に加え、BE:FIRSTや東京ゲゲゲイなども手がける音楽プロデューサーのMATZが楽曲制作で参加。伸びやかで耳なじみの良いメロディにのせ、ともに新たな世界へ飛び立とうと誘うポジティブなメッセージを届けてくれる。特にサビでは掛け声で盛り上げるパートもあり、ライブではファンも一体となって楽しめるに違いない。またカップリングには、音楽を通じて人々に希望を届けるプロジェクト『Moderna Meets Music』のテーマソングでもある軽やかなロックナンバー「Easy come, easy go」と、 片思いの切なさを綴ったラブソング「Maybe In Love」も収録。(渡部)