稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾にとってホームのような場所 多くの再会を振り返り、新たな縁を喜んだ『ななにー』5周年

55組とコラボしてきたスペシャルライブ特集も!

 生放送ならではのハプニングを楽しみ、ゲストとのトークで盛り上がるバラエティタレントとしての3人の姿と同じくらい大切なアイドル歌手としての姿を届け続けてくれたのも『ななにー』の大きな魅力。番組の後半では、3人が豪華アーティストとコラボしてきたスペシャルライブを振り返る展開に。初回放送では、ゆずの2人が登場。「これ始まってるの?」なんていう慣れないやりとりが懐かしい。思えば、当時はオンラインライブも、芸能人のYouTubeチャンネルだってまだまだ普及する前のタイミング。奇しくも、時代の先駆者となったのは、彼らの宿命と言うところだろうか。

 スペシャルライブの映像を見返してみると、野外ステージからスタジオまで、実に様々なところでライブを披露してきた。夏川りみと京都の世界遺産から届けた生中継もオールロケというスケジュールだからこそかなったこと。同様に、木村カエラと噴水が美しいイルミネーションスポットでライブしたこともあった。スタジオでのライブも『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の音楽コーナー「S-Live」を彷彿とさせるような豪華なセットが組まれ、衣装もスーパーアイドルにふさわしいものが毎回用意されてきた。

 新進気鋭のアーティストに、SMAPと同じ時代にJ-POPを盛り上げてきたベテランアーティスト、彼らが尊敬してやまない大先輩たち……と、幅広い世代の歌手とコラボできるのも彼らならでは。広瀬香美が伝授した独特な発声法のポーズのまま「ロマンスの神様」を歌う様子は、きっと他の音楽番組では難しいだろう。そして、コンサート会場では考えられないほどの近距離でパフォーマンスが見られることも『ななにー』の良さだった。ときには、観客とハイタッチをするなんてことも。盛り上がるライブを見ていると、早くNAKAMA(ファン)の観覧が再開することを願ってやまない。

 

 特集を見終えたあとは今夜のスペシャルライブへ。『72時間ホンネテレビ』でテーマソングとなった「72」を歌う3人。新しい地図のはじまりを意味したこの曲を、5年後の今聞くとなんとも頼もしい。そして、『ななにー』のレギュラー開始と共に歌われた「72かのナニかの何?」も。香取の喉が詰まって失敗するアクシデントも生放送ならでは。歌い終わったあとに「感極まって」と笑って言い訳するあたりも、『ななにー』らしくて微笑ましかった。

 最後は「ななにーファミリー」全員がバックで踊りながら歌う「だったらDance!!」。EIXT、みちょぱとも『ななにー』があったからこそつながった新しい縁だ。改めて多くの再会を振り返り、そして新たな縁を喜ぶことができた『ななにー』の5周年。ライブ後に手を振りながら笑顔で「また来月お会いしましょー!」という言葉も特別な響きを感じた。こんなふうに遊ぶ約束ができる『ななにー』という場が、この先も当たり前のように長く続きますように。

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