梅澤美波、秋元真夏から受け取ったバトン 厳しさと親しみやすさを両立する乃木坂46のキャプテンに
そんな梅澤を思い、秋元が「最後のお願い」としてメンバーに送ったのが「キャプテンにはどうしても踏ん張らなきゃいけないときがあります。だから梅のことを絶対に全力で支えてあげてください。つらいときはそばにいて寄り添ってあげてください」というメッセージだった。真面目すぎるが故に自身を縛り付けてしまってもいる梅澤に、誰よりも気づいているのは近くにいるメンバーのはずだ。
『日経エンタテインメント!2023年2月号』のインタビューで梅澤は、田村真佑、筒井あやめ、井上和、五百城茉央の名前をあげ、自身をイジったり、MCの相談をしにきてくれることを明かし「もうちょっとくだけたところも見せていいかなと考え方を改めた」と話している。それは抜けたところのある秋元のキャプテンとしての姿を見習ってのもの。『乃木坂工事中』(テレビ東京)で林瑠奈が梅澤の身長をネタにイジりにいったこともそのことの一つの表れなのかもしれない。
筆者が思う梅澤の魅力はその笑顔だ。レギュラー出演する『THE TIME,』(TBS系)で朝に届ける爽やかな笑顔はもちろんだが、『乃木坂工事中』やYouTubeチャンネル「乃木坂配信中」での企画などで、梅澤のあどけない素の表情を引き出していたのは齋藤飛鳥や秋元、さらに同期の3期生メンバーだった。キャプテンを支えるというのは、梅澤が肩の力を抜けるほどにリラックスでき、信頼できるということでもある。2代目副キャプテンはそんなメンバーから選抜されていくのかもしれない。
変化を恐れずに、乃木坂46はここまで進んできた。梅澤がキャプテンとなり、3期生、4期生、5期生が新たな乃木坂46を作り上げていく。

























