BABYMONSTER、LIMELIGHT、tripleS……日本人メンバーも参加、2023年注目のK-POPデビュー組3選
2022年をひとつの転換点として、大きな盛り上がりを見せているK-POP第4世代ガールズグループ。LE SSERAFIMのSAKURA(サクラ/宮脇咲良)&KAZUHA(カズハ)、IVEのREI(レイ)、Kep1erのMASHIRO(マシロ)&HIKARU(ヒカル)など、日本人メンバーの活躍を目にする機会も多い。その傾向は2023年デビュー組のガールズグループにも引き継がれている。そこで今回、日本人メンバーの所属する新グループを3組紹介したい。
YGエンタから7年ぶりのガールズグループとしてデビューするBABYMONSTER
YGエンターテインメントより、BLACKPINK以来7年ぶりとなるガールズグループとして2023年内にデビュー予定のBABYMONSTER。YGエンターテインメント創業者で前代表のヤン・ヒョンソクが3年半ぶりに総括プロデューサーに復帰したことでも、大きな話題を集めたグループだ。
メンバーは4年の練習期間を終えた10~20代の7名。韓国人3名、日本人2名、タイ人2名からなる多国籍グループだ。まだデビュー日は決まっていないものの、2月24日までに公開された各種動画を見る限り、デビュー前のグループとは思えないほどパフォーマンスが洗練されている。
特に日本人メンバーのASA(アサ)とRUKA(ルカ)は、ラッパーかつダンサーとしてグループのパフォーマンスを牽引するのではないだろうか。公式YouTubeで公開されたメンバー紹介動画によると、RUKAは13年のダンス歴が強み。ダンスレッスンの講師も「HIPHOPをよく理解し、基本テクニックが優れている」と評価しているほか、ヤン・ヒョンソクも「ダンスに関して欠点を指摘したことがない」と大きく評価している。また、発音に気をつけているというラップも、HIPHOP特有のリズム感をダンスで体にしみ込ませているからこそのグルーヴを体現している。今後楽曲の中でどのような個性を発揮するのかが楽しみな逸材だ。
また、7歳の頃からダンスを習い、K-POPアーティストを目指していたというASAは、「BLACKPINKのMVを見て、YGならではのHIPHOPスタイルが好きだった」と12歳でYGエンターテインメントのオーディションを受験。ティザー映像では言葉とビートを自在に操る高いラップの実力を披露していたが、その背景には抜きんでた吸収力と誰よりも努力する姿勢があることがうかがえる。ダンスレッスンの講師はASAのその姿勢を称えながら、「動作のディティールまで逃さない。質問も多く、まとめるのも早い子だと思う」と評価。ヤン・ヒョンソクも彼女のラップについて「リズム感が強み。拍子が正確で上手だ」とコメントしている。動画の中では作曲に挑戦する姿も見られており、今後の活動では彼女のクレジットが載った楽曲を聴ける機会もあるのではないだろうか。