IVE REI、LE SSERAFIM 宮脇咲良&KAZUHA……K-POP第4世代ガールズグループで活躍する日本人メンバーを解説

 1月26日、BilllieのTSUKI(ツキ)がMOON SUA(ムン・スア)、woo!ah!のNANA(ナナ)とともに、韓国の音楽番組『SHOW CHAMPION』のMCを務めることが発表された。日本人が韓国の音楽番組でMCを務めるのは、笛木優子以来20年ぶりだという。この抜擢もさることながら、K-POP第4世代のガールズグループでは、YGエンターテインメントからデビュー予定のBABYMONSTERにASAが選ばれるなど、最近は日本人メンバーの話題を目にする機会も増えたように思う。本稿では、第4世代ガールズグループで活躍する日本人メンバーに焦点を当て、その特徴などをまとめたい。

1秒ごとに変わる表情が話題を集めたBilllie TSUKI

 2021年11月に芸能事務所MYSTIC STORYからデビューしたBilllieに所属するTSUKI。2002年に大阪府で生まれた彼女は、K-POPシーンに早くから挑戦していた人物だ。中学生の頃にはSMエンターテインメントの練習生となり、2019年にはJYPエンターテインメントのオーディションで最終的に残った32名に選出されたことも。2020年より雑誌『Popteen』の専属モデルを10カ月ほど務め、2021年11月にBilllieとしてデビューを果たした。

[플리캠 4K 가로] Billlie TSUKI 'GingaMingaYo(the strange world)'(빌리 츠키 직캠) l Simply K-Pop CON-TOUR Ep.508

 TSUKIの特徴といえば、表情も含めたダンスの表現力の豊かさと、バラエティ対応力の高さだろう。特に2022年2月にリリースされた2ndミニアルバム『the collective soul and unconscious: chapter one』のタイトル曲「GingaMingaYo (the strange world)」では、ステージ上で表情をくるくると切り替え、その表現力の豊かさが大きな話題となった。実際にTSUKIのチッケムは1000万回を超える再生数となっており、韓国のバラエティ番組『知ってるお兄さん』でも「表情が2000種類ある」と出演者から評価されたほどだ(※1)。

 TSUKIは韓国の複数の音楽番組でスペシャルMCを務めた経験もあり、韓国語でのトークも相当な実力の持ち主。Billlieは『2022 Asia Artist Awards』でポテンシャル賞を受賞し、最近では2023『大韓民国ファーストブランド大賞』で「女性アイドル(ライジングスター)」部門も受賞している。K-POPシーンで今注目の日本人メンバーと言えるだろう。

ラップメイキングの実力で世界のファンを魅了するIVE REI

 2021年末にSTARSHIPエンターテインメントからデビューし、2022年10月には日本デビューも果たしたIVE。ラップや歌でグループのパフォーマンスを支えるREI(レイ)は、2004年生まれ、愛知県出身。15歳の頃にオーディションに合格し、単身で渡韓、約3年の練習生期間を経てIVEメンバーとしてデビューを果たした。

1,2,3 IVE EP.2

 REIはラッパーとしてもボーカリストとしても高い実力を持つ。彼女のレッスンを担当した講師も「彼女はリズム感が良いので、軽くリズムに乗って、グルーヴをよく表現してくれる子です」とそのスキルを高く評価している。

Hiiigh (English ver.) - IVE REI

 英語と韓国語、日本語を華麗に使いこなしたラップメイキングの実力も見逃せない。2022年7月にYouTubeで公開されたREI作詞の「Hiiigh」は、日韓だけでなく世界からも数多くのコメントが寄せられた。

 最近では雑誌『VOGUE JAPAN』の2022年12月号で単独表紙を飾ったほか、コスメブランド「PEACH C」のミューズに就任するなど、ソロでの活躍の場も増えている。今後のシーンを牽引する人物となりそうだ。

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